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ブラッド・ブレイク  作者: こる坊
2/2

訓練兵加勢討伐


 「おい・・・くるな・・・くるな!くるなぁあああああああ!!!」

 ザシュゥゥ!

 「グアアアアアアアアアアアアアアアアァァァ!!!!」

 

 「あ、あれ?俺助かったのか?」

 「もう大丈夫ですよ。あなたたちの命はこの吸血鬼捜査官が守ります。できるだけ夜は外出を避けてください。」

 「あ、あぁ。わかったよ。ありがと捜査官さんよ。」

 「いえいえ。」

 

 「やっぱS級は違うなぁ・・・そう思わないか?新。」

 「ああ。訓練兵加勢討伐だからって下手に活躍しようとすれば邪魔になっちまうよな。」

 「でも活躍すれば捜査官になれるんだぞ?」

 「そうだよな。やっぱタイミングを見計らって・・・」

 「何やってる訓練兵!はやく実績を残し捜査官へと上がれ!」

 「はい!」


 『――――――☆4レベルのブラッドが出現しました。ただちにD級捜査官、訓練兵、一般市民は避難してください。繰り返します―――――――」


 「お、おい。☆4だってよ。

 「☆5が最高レベルだろ・・・☆4って、相当ヤバいんだろ?」

 「あ、あぁ。とりあえず非難するぞ!」

 

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 「あなたはA級捜査官ですかぁ・・・クククク。あなたは今までの人生。楽しめましたか?」

 「今は私しか駆けつけていないが、ほかの捜査官は直にくるぞ!お前はもう死んだも同然!!」

 「・・・・クハハハハハ!  私は捜査官の間では知られている名だと思いますけどねぇ・・・」

 不意に吸血鬼は前髪を上げ、額を見せた。

 「そ、その傷は!お前まさか!」

 「そうですよぉ・・・あなたたちの間では「カマギリ」と呼ばれていますよ。」

 「年間100人以上襲ったといわれる・・・☆4吸血鬼・・・。」

 「そうですそうです・・・・では、ショータイムと行きましょう!」

 「私はA級捜査官だ!お前ごとき!このブラキルで倒してやる!うをぉおおおおおお!!!」

 


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 「この地域で出現する☆4レベルの吸血鬼はカマギリだ!いま、現場にはA級捜査官の荒井 浩太しか到着していない!!あいつではカマギリには勝てない!S級捜査官!ただちに向かえ!!」

 

 「はい!」

 

 ~エリアC避難場所~

 「新。一般市民のみなさんは全員避難させたか!」

 「あぁ!ほかの訓練兵はD級捜査官と一緒にエリアAの避難場所に行ったらしい。」

 「そうか。・・・ふぅ。一応ひと段落ついたな。おい新。あのスクリーンに☆4の吸血鬼が出現したって言う場所が映ってるぞ。。見てみようぜ。」

 「そうだな・・・・・ん?あれって吸血鬼なのか?それともう一人いるのは・・・A級捜査官の人かな?」

 「あの吸血鬼強そうだな。☆1レベルとは全然体からして違うな。それにしてもあの捜査官が持ってる物なんだ?」

 「習っただろ。対吸血鬼用武器「ブラッド・キル」略してブラキル。なんか捜査官になれば自分専用のブラキルが作れるらしいけどな。」

 「あの捜査官が持ってるのってハンマーみたいだな・・・。」

 「だから、それも習ったろ?あれは打撃タイプ。ほかに貫通タイプと斬撃タイプのブラキルがあるんだよ。」

 「新は賢いな・・・」

 「お前がバカなだけだ。・・・ん?吸血鬼がどこかに行ったぞ?」 

 「さっき空に飛んでいくのがちらっと見えたけど・・・」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 「はぁ・・・はぁ・・・やはりカマギリは強いな・・・私のブラキルをもってしても、倒せない・・・くそ・・・」

 「おやおや。もうばてたんですか?・・・それじゃあトドメと行きましょうか・・」

 そう言い残してカマギリは空高く飛んで行った。

 「くそ!いちいち飛び回りやがって、今度はどこから・・・あ?」

 視界が赤い。目の前ではカマギリが不敵に笑っている。何がそんなに面白いのだろう。なにがそそそそそそそそんんんんんなななにににににににに

 「・・・A級はこんな程度ですか・・・。血液だけもらって撤収しましょうか。」

 「待て。」

 「・・・今度はなんですかぁ?」

 「S級捜査官の竜崎 獄門だ。」


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