教師、上白沢慧音の受難。
私は人里で寺子屋の教師をしている上白沢慧音だ、最近の悩みは私の友人、藤原妹紅が一向に外に出ないことだ。
妹紅は不老不死だから健康も何もないのだが、毎日毎日部屋に籠ってはパソコンをいじくりまわして過ごす、部屋から出てくるのは食事の時と風呂に入る時だけだ。
ただでさえ寺子屋に通わないというのに、働きもしないで一日中ニートライフを送っている。
私も教師という立場上、妹紅をこのままにしていると生徒たちや親御さんたちに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
生徒たちには身体が弱いから寺子屋に来れないと言っているが、今日の放課後に一人の生徒にお見舞いに来たいと言われた時には涙が出そうだった。
このままではいけない、一刻も早く妹紅を社会復帰させなければ。
そんな思いを胸に、家に帰ると。
妹「…私は不登校ではない、誇り高き自宅警備員だ…」ブツブツ…
これは酷い。
慧「何が自宅警備員だ、この不老不死ニートが。」
妹「………。」ブツブツ…
慧「おい妹紅、話を聞いてるか?」
妹「なんだよけーね、私は今「にとにと動画」を見ているから、話なら後に…」
プチッと私の中の何かが切れたような気がした。
私は妹紅の脳天に思い切りヘッドバットをかまし、外に投げ飛ばした。
慧「もう今度という今度は許さん!働き口を見つけるまで家には帰って来なくていい!」
妹「そ、そんな殺生な…。」
妹紅はその後、とぼとぼと竹林に消えていった。
今思えば少し言い過ぎたかもしれない、妹紅が帰って来たら謝ろう。
お帰りなさいと言って抱き締めてやろう。
ちゃんと話をすれば、きっと妹紅も改心してくれるはずだ。
そして数時間後、妹紅は帰ってきた。
妹「けーね!開けてくれぇ!」ハァハァ…
慧「妹紅!お帰りなs…」
私は言葉を失った。
そこにいたのは気絶した全裸の少女をお姫様だっこしている妹紅だった。
もう手遅れだったか…。私に説教された腹いせに、まさか犯罪に手を染めるとは…。
私がもう少ししっかりしていればこんなことにはならなかっただろう…。




