1話 「日常」
ゆっくりとごらんください。
「ふあ、、、う、、ん、、、。」
おはよう、茨咲 冥流だ。起床しました。
いきなり自己紹介すんな?
いや、これから急展開だからいれるとこないんだよ
朝、自室で俺は起きる。
え、自室は言わんでいい?
いや、じゃあ、朝森で寝ていたら?
それは無い、断定しますか、、、。
あるんだよ。
俺の体に宿る力、「潔白の茨。」
これを狙う妖怪、幽霊、都市伝説。
まあ、こいつらに狙われたりする。
一万年と二千年前から♪
お、電話だ。
「はーい、もぅすもぉぅす。」
「わ、私、メリー。
今、あなたの家の前にいるの。」
「あー、ちょっとまってろ、飯作るから。」
「え、ちょ」ピッ
あー、客か。
襲ってきたら叩き潰す。
襲ってこなかったら歓迎する。
え、追い出せ?「来る者拒まず去る者追わず。」だ。
「できたからはいってこーい。」
「え、えぇ、、、おじゃまします、、、後ろッ!」
後ろから触手。
ただ避けるとメリーに当たるな。
俺はメリーを抱き抱え跳躍。
床が吹き飛び破片を散らす。
「ふう、だいじょうぶか?」
「ええ、大丈夫だから降ろして?」
「おお。」
さて、荷が下りた。
腕が自由になったな。
俺は触手の怪物に向き直る。
でかさは大人の三、四倍だな。
黒い髪の塊にうねうねした触手がついている。
気持ち悪い液体を垂らしている、かたずけめんど、、、。
「よし、潔白の茨!」
白き茨が巻きつく。
そのまま引き寄せていく、手には茨を巻きつける。
「オラァ!」
黒い塊のど真ん中に拳を叩き付ける。
赤い液体と半透明な液体が混ざって撒き散らされる。
引き寄せた方の手を握り締める。茨を巻きつけ、
両腕で殴り続ける。
「飛、ん、で、行、けぇぇぇぇぇぇぇ!」
ズドドドドドドドドドドドドドド!
相手を打ち上げる。
そして力を溜めるかのように身を硬直させる。
相手が眼前に落ちる。
ズドォ!
茨を纏った右腕が食い込む。
「ボラーレ・ヴィーアァ(飛んで行きな)!」
黒い塊は吹き飛び絶命。
シュウシュウと音を立て消えていった。
「こんなとこか。」
「すごい、あんなのを十秒で、、、。」
ああ、十秒か。
平均タイム三秒なんだけどな。
生命力たかかったな、あの固体。親玉か?
まあ、今日はこんなんだった。
NGシーン
相手を打ち上げる。
そして力を溜めるかのように身を硬直させる。
相手が眼前に落ちる。
スカッ。
「はずすなよ!?」
「さーせん。」