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毎日、私から700円を受け取り朝からPM17時まで時間を潰して仕事をしないカレ!

作者: 七瀬
掲載日:2026/05/09






”毎日、私から700円を受け取り朝からPM17時まで時間を

潰して仕事をしないカレ!“




私は”クズ男しか好きになれないのか?“

今付き合っているカレは、”完全な無職で働こうとしない男!“

そもそも私と出会った時も、”既に仕事を辞めた後だったらしく、

その時は直ぐに次の仕事を見つけて行くと話してくれていたから

私はカレのその話を信じていたのだ!“



・・・でも? 3日経っても1ヶ月経っても1年になってもカレは

仕事を探すどころか私の部屋に転がり込んできて私のヒモになってしまった。

私はカレに働いてほしいから”いい仕事があれば紹介もするしオンラインで

面談だけでもしてほしいとカレに頼んでいるのだが、“

カレは私の話が面倒くさいのか?

適当に”分かった分かった“と言って、結局何にもせず何時ものカレの日常を

繰り返しているだけなのだ。

流石にいつまでも働きにいかないカレに私は危機感を感じている!

だから今日も私はカレに朝、仕事に行く用意をしながらカレの方を一切

見ないでカレこう言ったわ!



『”今日こそ、仕事探して行けるようにしてよね!“』

『はいはい分かった分かった、それよりもう仕事に行く時間じゃないの?』

『あぁ!? じゃあ、もう行くけど! ちゃんと仕事探してよね。』

『分かった分かった、そうするよ!』

『”いつもそうやって全然、仕事も探してないじゃない!“』

『遅刻するよ。』

『もぉ~じゃあー行ってくるね!』

『おいおい、今日の分の700円はちゃんと置いて行ってくれないかな。』

『ちゃっかりしてるわぇ~はい700円!』

『ありがとう~じゃあ、いってらっしゃい~』

『行ってきますー!』






・・・いつもの私とカレの会話。

朝はいろいろバタバタしながら、カレに仕事の話をするのだけど、

真剣にテーブルに座ってカレに仕事の話をすると大喧嘩になるから

私もなかなかじっくり時間をかけてとはいけないのよね!

カレも仕事の話になると、”急にソワソワしだしてピリピリし出すし、

私も真剣には言えないのよ。“

だけど私だって! ”別にカレをヒモ扱いしたくないのよ!“

いずれはこんなカレだけど? ”働きに行かない以外は性格も温和で優しく、

気も遣えるし案外常識人で私がカレの何かを注意しても素直に次から

直してくれてるし、最高のカレなんだけどね!“

せめて”何かやりたい事がるとか夢があるとかだったらまだマシなんだけど、“

ただ働きたくないだけのカレだからどうしたらいいもんなのか?

まあ後は、”人間関係も無理なんだろうな。“

カレが以前、私にこんな事を言った事があったから。

”俺は完全に、社会的不適合なんだよな“って!

私からはそんな風に見えないんだけど、仕事になるとそんな風になるのかな?





取りあえず私はカレに仕事に行ってほしいだけなのに!

どうしたらカレを仕事に行かせる事ができるのかな?



『”ねえ? 何かやりたい事とかないの?“』

『ない!』

『”じゃあ? 言い方変えるわ、好きなモノは何?“』

『まあ~動物は好きかな?』

『”じゃあー 1日動物園の体験飼育してみたら? イヤならそこでもう

辞めたらいいし!“』

『1日動物園の体験飼育、そんなのがあるの?』

『どう、やつてみる?』

『まあ~1日だけだったらやってみたいかな。』

『そう、じゃあー次の日曜日にでも動物園に行こうか。』

『うん。』






・・・案の定、一緒に動物園に行って、体験飼育をしたカレは動物に

ハマったらしく!

しかも? 好きな動物がナマケモノだったの。

”今のカレにピッタリじゃない!“

私がカレを煽ててカレのやる気を引き出したら?

まさかの次の日から、”動物園で働きだしたわ!“

それもカレが大好きなナマケモノを担当する事になったの!

案外、カレ持ってるわよね。

その後は、毎日動物だからと言って雨の日も台風の日も休まず動物園に

行くようになったのよ。

カレの誠実さも出てきて、今ではいつもカレにあげていた700円は

私とカレの”結婚貯金にあてているのよ。“

今の彼なら、堂々と私の両親にカレを会わせられそうだわ!




最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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