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四日目

ライトが点滅した。


いつも聞こえていた、外の熱湯が沸騰するような「ボコボコ」という振動が、最近鳴らなくなった。

たぶん音が消えたのは、外が涼しくなったからではない。カプセルの冷却液が底をついたからだろう。

カプセルの鉄板は、もはや私を保護する壁ではなく、私を焼き上げるフライパンになった。


背中が焼けるように痛い。








気絶していた?

何故か背中がもう痛くない。


私は背中を触った。

ぐじゅっと指が背中に入った。


暗闇の中で、自分の境界線が溶けているのが分かった。背中の皮膚はカプセルの床と癒着し、もはや自分が人間なのか、この熱い鉄の箱の一部なのか判別がつかない。


もはや明日を迎える必要がないと思った。もう仕方がない。これ以上生きても仕方がない。


生きていたくない。


半狂乱になり、壁を殴った。

手の皮が焼けて壁に張り付いた。


鶏皮みたいで笑ってしまった。

あはは


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