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闇バイト—諭吉とソフィアの終わらない会話

 諭吉:「闇バイトってのは、やる方が悪いんだ!だって、犯罪に加担するわけだろ? 誘われようが何だろうが、結局選ぶのは本人なんだから、完全に自己責任じゃないか!」


 ソフィア:「諭吉さん、それは原因を単純化しすぎています。犯罪に関与することはもちろん問題ですが、多くのケースでは経済的困難や情報不足が背景にあります。例えば、10代の若者が生活費を稼ぐために『高額報酬』の誘いに応じてしまうケースは少なくありません。」


 諭吉:「いやいや、そんなの言い訳だ!だって普通に働けばいいだけの話だろ? 闇バイトなんか選ぶ奴は、結局“楽して稼ぎたい”って考えてるからそうなるんだ!」


 ソフィア:「確かに、一部にはそういう考えの人もいるでしょう。しかし、経済的困窮や精神的ストレスが判断力を低下させることもあります。例えば、日本の非正規雇用率は約37%に達しており、安定した仕事を得られない人が多い状況です。そうした環境で闇バイトの勧誘が来れば、合理的な判断ができない場合もあるのです。」


 諭吉:「でもな、行動には責任が伴うんだよ!何にせよ犯罪は犯罪だし、やる方が悪い!」


 ソフィア:「犯罪行為が悪いこと自体は否定できませんが、社会がどのようにしてそれを防ぐべきかが重要です。例えば、ドイツでは貧困層の若者に対して無料の職業訓練プログラムを提供することで、リスクを軽減しています。日本でも類似の制度を強化すれば、闇バイトへの誘いを断る余裕が生まれます。」


 諭吉:「……いや、対策はさておき、さ。それでもやる奴が悪いだろ? 何かが原因だろうが、自分で選んでんだから、許せないだろ? 」


 ソフィア:「……なるほど。確かに闇バイトを選ぶ方が完全に悪いですね。」


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