そして願いは叶う
「ポリー、驚かないで聞いて。お母さんは生きていたよ。」
「え!本当に!?」
「ああ、だけど森の中の一軒家で暮らした記憶が無いんだ。君のことはその…」
「いいの、私のことを忘れても。生きてくれていれば…お母さんに会わせて。」
「うん、分かったよ。」
アレクはポリーを連れて騎士団長の家に行き、応接間に通されると10才若くなった美しいお母さんがいました。
「お母さん!」
「ポリー!」
涙を流して抱きしめあう母娘。
お母さんはポリーを忘れていませんでした。
ポリーを産み育てたことは悪い記憶では無かったのです。
お母さんに騎士団長が寄り添いポリーに言いました。
「ポリー、私の娘になってくれないか?
お母さんと結婚することになったんだ。」
「お父さん!私、お父さんとお母さんと暮らせるのね。嬉しい!」
お母さんは10才若返っても胸がバインバインでした。
騎士団長はバインバインの胸で甘えたい人でした。
騎士団長はバッキバキの筋肉ダルマでした。
お母さんはムッキムキの腕に抱かれたい人でした。
どちらも一目惚れです。
(ちなみに大盗賊団の頭は鼠みたいな顔の萎びた小男でした)
仲間はずれのアレクサンダー王子が慌ててポリーに駆け寄り言いました。
「ポリー、大きくなったら僕のお嫁さんになってくれないか?
君が好きなんだ。」
「お嫁さん…私、アレクのお嫁さんになる!嬉しい!アレク大好き!」
ポリーが流れ星に願ったことは全部叶いました。
秘密の願いもね!おしまい!