第一話 平凡から最強へ
初めて書いた小説です。
もしよかったら読んでみてください。
第一話 「平凡から最強へ」
天は人の上に人を作らず。
それはただの建前だ。
何故なら俺は勝ち続けている。いや違うか。
“敗北を知らないままでいる”
それは今から二年前のこと。
記憶は曖昧だが、俺は平凡な人生を送っていた。
当たり前のように高校へ行き、授業を適当に聞き流し、部活では秀でた才能もなく、
本当に何もなかった。
生きる理由も死にたい理由も。
そんな俺にとって人生の分岐点が来た。
聞こえがいいように言っているが、真逆だ。
生きるか死ぬかの分岐点。
俺は交通事故にあったのだ。
その日は朝から大雨が降っていた。
いつも通り部活の朝練に向かっていた。
雨にはなれていたのでへっちゃらだ。自転車の錆び切ったチェーンをギーギー鳴らせながら、
我ながら上手いハンドル捌きで運転させていた。
学校に行くまでの大通りはとても交通量が多い。
「今日も相変わらず多いな」と思った瞬間だった。
背中から何かがぶつかる。腰から激痛。
痛い。熱い。硬い。ただただ辛い。
もちろんそんな状況にこの俺が絶えれるはずもなく
意識が遠のいていく。そうして俺は…
死に至った。
“はずだった”
初心者なので、表現方法や語彙など小説家として至らないところもありますが、
少しずつ学んで、いい物語に仕上げたいと思っています。