表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

16

「でもその目論見も、全て台無しね。ウチに来てしまったんだもの」


「そうだね。夫は神無月やお祖母さんの力を信じちゃいなかった。まさか本当の能力者だとは、つゆほど思っていないだろうね」


「…これからどうなるんだろうね? あの二人」


「さあね」


依琉は肩を竦め、息を吐いた。


「離婚問題はもめるとヒドイって聞いたことがある。あの二人は特に、夫は別れたい、けれど妻は別れたくないという思いがあるから、余計にこじれる。だから夫はあんな行動に出たわけだが…」


そこまで言うと、依琉の唇が上がった。


「ここで全てが台無しになった。これから妻の体調は良くなるばかり。どんなふうになるのか、見てみたいものではあるけどね」


「下手な修羅場に顔を突っ込むのはおよしなさいな。ヤケドだけじゃ済まない時だってあるのよ」


「分かっているよ。それに今は部活の方が楽しいしね」


手をブラブラ振りながら、楽しげに言う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ