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「ぷっ」
「依琉!」
噴出した依琉を、すぐさま神無月は咎める。
「あの、それが何か?」
「いっいえ! それよりあんまり気にしない方がいいですよ。病は気から。ウチの祖母のお守りは良く効きますし、わたしの言葉も力を持っています。だから絶対大丈夫ですよ。自信持ってください!」
「あっありがとう!」
妻が満面の笑みを浮かべたところで、夫が戻って来た。
二人は笑顔で去った。
やがて休憩時間も終わり、生徒達や祖母は教室に戻った。
神無月は依琉を奥の小部屋へ案内した。
台所の隣の部屋で、教室からは離れている為、声は届かない。




