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魔法少女はオタサーの姫。  作者: 大福
桃乃木真姫17歳(オタサーの姫)=魔法少女編
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第5話「姫降臨《プリンセス·アドベント》」

豚崎さんが、……何とかしてくれる。

もう、それしか、ない…もう、豚崎さんに頼るしか………。


オークに囲まれている。

だが、オークは檻を抑えるのに手一杯で動けない。

真姫は、そんな状況でなんとか助かっていた。

なので、豚崎さんに頼るしかない。



意識が朦朧としている中、豚崎さんが、操作室にいるのが見えた。


-数分後-


ドシン、ドシン…足音がする。

何かが近付いてくる。夢なのか現実なのか分からないが、何かが見えた。

苦しみながら、頭を抱えている巨体の生物が操作室の真下から近付いてくる。


もう一体、オークがいたのだ。


「そ、んな…まだいたの……?」


まき、もう死ぬのかな、でも、あのオーク…苦しんでる。

なんでだろ、あの暗い感じの目……


まさかと思い、真姫は操作室をみた。


「……やっぱり」

豚崎さんだ。


目の感じもそうだけど、まきには分かる。一緒にいたから、だけど…

安心感がない。 怖い。


そのオークから滲み出る殺気を真姫は感じており豚崎だと分かっていても、真姫はごく普通の女の子、怖いものは怖い。


檻を押さえていたオークたちは檻を投げ苦しみながら歩いてくるオーク(豚崎)を通し、真姫の前にたち、オーク(豚崎)は真姫を鋭い眼光で見下ろす。

「アァァァァァアァァァア!!! アァアアア!!」

叫びながら真姫の首を絞める。

「…あっ!なん…で、豚崎……さん、苦しっ! やめ……って!」

苦しい、…なんで、こんなこと……

って、こんなこと豚崎はしない……よね…?

でも、なんで、…だとしたらなんで、そんな、辛い顔を………してる…の?


そのオークは涙をながら辛そうに、まきの首を絞めるその両手とは、裏腹にオーク顔はそれを止めようとしてるようにもみえた。


けど、それでも首を絞める手はさらに強くなっていった。

「アッアアアァァァァアァア!!ガァメグロォ!!」

『やめろ!!』


そう聴こえた。

まきが勝手にそう聞き変えたのかもしれない。

いつも、妄想ばっかしてるからかもしれないね

ははっ


まきも笑ってる表情とは裏腹に苦しみながら泣いていた。

涙で、ぼやける視界がだんだん暗くなり意識が遠のいてゆく……


「はじめよっか?」


「あぁ、頼むよ糞ガキ」


「うん」



…くらいどこだろ、ここ、真っ暗だ。


そこは、真っ暗な空間だった。

けど、その奥に光がある。

そこに行くための橋がある。

…下を流れてるのは、三途の川?


そっか、まき…死んだんだ。


あれ、渡らなくちゃ行けないんだよね…

渡らなかったら生き返れる…とか、ない…よね

と言いつつもまきは、三途の川をとっくに渡っていて、目の前の光に手を差し伸べた。


「君は、これで終わることを許されない。君はこれから彼らを助けだして、君は、姫になる運命だからね」


助ける…姫……?

何の話?


いや、助ける…そう、そうだ。

豚さんたち、助けないと行けなかったんだ、まきは……


真姫は声のする光に目を向ける。


「眩しい…!」

目を瞑る、すると真姫は闘技場に戻っておりオークたちは真姫を囲っていた。


真姫は右手に魔法のステッキを握っていた。

「あれ、これ、使い方分かんなかったやつ…」


「それ、上に向けて」

脳内に直接聞こえるその声は続けた「そしてこう言って『プリンセス·アドベント』そうすれば君は彼らを助けられるよ」


普通ならここで、笑ってるよね、でも今はそんな状況じゃない。

言ったら、何かが変わる。


真姫は神に祈るように言う。魔法のステッキを天井に向け「プリンセス……アドベント…っ!」


すると、ステッキは光だし魔法陣が現れ真姫を包み込み真姫は白いドレスを纏い肩や手足に鎧が装着され頭にはティアラが付いた。


その姿はまるで、姫、女王のように神々しく麗しい


真姫は、ステッキを強く握り、漆原を睨みつけ


「待ってて…今、まきの下僕にするから!」



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