第8話 『旅』
それは10年前の事だ。
『おーい母さんお父さん!』
元気に叫ぶ少年の名はサクマ(当時7歳)
彼の家は両親2人と子供が2人と極めて普通な家族だった。
いつもみんなで協力し合い生きてきた4人の話である。
『ちょっといいか?』
『ん?どうしたのお父さん。』
『実はな今度王都を越えたところにある街に物を売りに行こうと思うんだが、サクマ達も来ないか?』
『本当に⁉』
『ああお前らずっと行きたがってたろ。』
サクマの父さんは商人で世界中を行き来している人だ。父は商人として多少危険な場所でも父は諦めずに売りに行った。
父は他にも余った売り物を難民など家のない人達に配ってあげているのを聞いていた。始めてその事を聞いた時サクマは父に憧自分も商人になろうとしていた。
『まぁ出発は明後日だから呉々も風邪はひかないようにな。』
『了解!』
2日後の朝
『よーしお前ら準備はいいか?』
『大丈夫だよ。』
『よしじゃあ、行くぞ。』
『おー!』
その日家族4人大人2人と子供2人が旅に出たのだった。
『あーずっと座ってるてのも結構辛いな。』
『そうだろ、俺はいつもそんなのに耐えてんだよ。もうケツがいたいったらありゃしない。』
『大変なんだね。』
『でもやっぱり売るのは楽しいからなこんぐらい大した事じゃねぇよ。』
『そう。』
…
…
…
『おい、サクマ起きろついたぞ。』
『えっ、もうついたの。』
『お前がずっと寝てただけだよ。』
『てかすごーい。』
サクマ達がついた街は『フォース』世界でも指折りの中に入る大きな都市だ。
『さぁ今日はもう遅いから宿で寝るぞ。』
『分かった。』
次の日
『いや〜案外早く今日の分が売れたな。』
『うーん疲れた。』
『はは、まだまだこんなの短い方だぞお前達。』
『父さんはよくこんなにできるね。』
『まぁ、伊達に長くやってる訳じゃないからな。』
『よしじゃあ、街でも探索するか!』
『おー!やった〜』
その後の事はとにかく楽しかった。久しぶりに家族と過ごした楽しい休日をサクマはとてもたのしんだ。
『よ〜しもう寝るぞ〜』
『はーい』
楽しい時間はあっという間に過ぎてあっという間に夜になってしまった。
『ぐぅ〜』
…
…
…
…
…
『おい!サクマ起きろ大変だ!』』
『えっ、何どうしたの⁉』
『周りが火の海になってるぞ!』
『えっ!』
窓を開けたらそこには地獄が広がっていた。もう一面火の海だった、叫び声が絶えないくらいみんなパニックになっていた。
そこから4人の地獄が始まった。
どうもこんにちは風邪をひいていた美羽です。
今回8話を出すために時間がかかったのは風邪をひいていた事とネタが思いつかなった事です。大変遅れて申し訳ありませんでした。
実は最近ユニーク数が50人を突破致しました。いやーこんなに沢山の人に見てもらってとても嬉しいです。こんなに沢山見てもらう事が出来たのは皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
ではまた皆様に会える事を祈って。