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俺にこの世界は似合わない   作者: 美羽
『世界と絆』
13/13

第13話 『俺にこの世界は似合わない』

結衣の手術が終わった…

結果は、命こそとりとめたものの回復はなかなか難しいと言われた。

306号室 大槻結衣 様

そう書かれた部屋があった。

サクマは部屋の中に入ってカーテンをめくった

その先にいたのはベットの上に横たわっている一人の少女だった

少女の周りには色々な機会があり少女は生きていると言うより生かされているというようにサクマには見えた。

『結衣… 』

少女…結衣の目はもう開く気配が見えなかった。

とにかくと思いサクマは結衣の手に触れてみた。

その瞬間に痛みがくる筈だった。

サクマは痛みに備え目を閉じていたが

おかしいと思い目を開けた。

そして目を開けて周りの光景を疑った。

サクマが見たのは一人の少女がそれもとても結衣に似ている女の子だった、いやどう見ても結衣にしか見えなかった…

『結衣?』

すーと結衣の目が開いた

『…誰…』

『俺だサクマだ!!結衣お前の事を助けに来たぞ!』

『助ける?何言ってるの…私はもう死ぬんだよ…』

『いや、お前の怪我は全部俺が受け止めてやる表に出てない傷でも…』

『私にはどこが傷付いたのか分からない…』

『…は?…どういう事だよ…』

『言ったとうり、私にはどこが傷付いたのか分からない』

『っそだろ…』

『だから貴方は帰って…』

『いや帰り方分からないし…』

『じゃあ帰らせてあげる』

『まて!!俺はお前を助けたいんだ!』

『無理…貴方は私にとって大切な人じゃないから、』

『お前はそう思ってても俺にとっては大事なんだ。』

『何度も言うけど貴方は私のなに?』

『俺は…』

俺は結衣の何だ?ただの知り合い?いや違う

何だ…

『ほらやっぱり何でもないんじゃない。』

『俺は…俺はお前の事、結衣の事家族だと思ってる。まだ会って少ししかたってないけど

お前の事昔死んだ兄さんみたいにとても近くにいるような感じがした。』

『?私は男じゃないんだけど。でも貴方の気持ち少し分かる…私も麻衣に似たような物を感じるから…』

『お前…まさか』

『ええそうよ私にも家族がいたから…

詳しくは言わないけど皆殺されちゃたんだ…』

『そうか…』

『でも麻衣達に引き取られて私は私の居場所が見つけられたって思った…帰りたいでももう死ぬのが分かってるから…』

『俺はお前の家族だ。お前が何と言おうと俺はお前の兄貴でお前は俺の妹だだから絶対助けてやる。』

『ふふ…貴方は佐久間は面白いのね。

いいよ貴方の事家族って認めてあげる。』

『結衣…ありがとう』

『ねぇ佐久間さ何か夢とかあるの?』

『夢か考えた事なかったな…』

『じゃあさ今から私の夢言うから佐久間一緒に叶えてくれない?』

『お前の夢?』

『そう私の夢は…』

『そうか…それがお前の夢か…』

『どういい夢でしょ。』

『ああ、昔の俺達みたいだな。』

『それって佐久間のお兄さん達の事?』

『ああ、いつも楽しかったよ。』

でも佐久間は昔に戻りたいとは思わなかった。だって今こんなにも楽しいのだから

『じゃあここから出ようか』

『いやまだ結衣が傷付いた理由分かってないだろ。』

『もう見つかったよ』

『えっ?』

『それは愛されたいっていう気持ちみたいだね。』

『そうか…お前が分かったならもういいよ』

『じゃあ次こそは帰ろ。』

『ああ、帰ろう』

『んっ…』

目が覚めた時また病室に戻っていた。

『戻って来れたか。』

『佐久間。』

『うわっ⁉』

いきなり声をかけて来たのは麻衣だった。

『おどかさないでよ』

『いや佐久間ずっと寝てたから。』

『なぁ麻衣、やっぱり結衣の事好きだよな。』

『当たり前。家族だから』

『そうか』

『んっ…』

ふとベットの方から声がした。

『結衣!』

『おはよ、お兄ちゃん、お姉ちゃん。』

『結衣が起きた…起きたよ…』

麻衣はなくしたはずの不安というものがあるかのように大粒の涙を流して泣いた。

『ふふ…麻衣ったらこんなに泣いてそんなに寂しかったの…』

『だって…だって…』

麻衣は嗚咽交じりで答えた。

『お兄ちゃんもありがとう』

『何言ってんだ…家族だろ』

『そうだったね♪』

こうして忘れられない思い出がまた1つサクマの中に増えたのだった。



『佐久間こっちこっち!』

『分かってるよ』

俺は今麻衣達と遊園地と言う物に遊びに来た。

『いやー楽しかったねお兄ちゃん。』

『ああそうだな』

『ねぇねぇ私ずっと思ってたんだけど』

麻衣が一つの疑問をぶつけてきた

『何だ?』

『何で結衣佐久間の事お兄ちゃんって呼ぶようになったの?』

『さ〜何でだろうね。』

『え〜気になる。』

『ふふ…でもお兄ちゃんはもう私達の家族だから。』

『えっいつの間に!佐久間いつから私たちの家族になったのよ?』

『いつからってね。お兄ちゃん…』

『ほらまた!』

『別にいいじゃん麻衣…』

『いや気になるんだもん。』

『じゃあ答えてやる、家族だから。』

『は?』

『もう言ったからな、そうだろ結衣。』

『うん!お兄ちゃん♪』

『全く分からない』

『それじゃ次あれに行こうぜ。』

『おっいいねお兄ちゃん』

『えっちょっと待ってよどういう事〜?』

俺は今物凄く楽しんでるこうして皆で話せている事が。俺は最初こんな世界嫌だったけど俺の世界はあっちよりこっちの方が似合ってたのかもな。

『ちょっと佐久間そこは違うでしょ!』

『もうお兄ちゃんそこは違うよ〜』

『うっ…』

やっぱり

俺にこの世界は似合わない

みたいだな。


『俺にこの世界は似合わない』END

最後まで付き合って頂きありがとうございました。これにて完結です

また近いうちに会える事を祈って…

追記

活動報告に裏話を書いておきました。

よかったら見て下さい。

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