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第0話 気ままに生きたいだけ

読んでいただきありがとうございます


恐らくかなりの不定期になると思いますが何卒よろしくお願い致します


この作品を読んで楽しんでいただければ何よりです

「新太〜、ご飯ここにおいて置くね〜」



私はその声を聞き丸まって寝ていた体を起こした

眠たい目を擦りながらいつものように朝ごはんのある方へと歩いていく



「じゃあ、私は仕事に行ってくるからね」



(わかった)



首を一つ縦に降ってご飯を食べ始める



「ーーーっ////」

「今日も可愛いな〜、もう///」



そう呟きながら玄関の方へと歩いていく女性

この人の名前は早苗

いつも私の世話をしてくれている心優しい人だ





(ふにゃ〜)



うむ、ご飯も食べたことだし散歩にでも行くか

私は、私専用の扉を抜けて外へと向かった



ふむ、今日も日差しが気持ちいい日和だな




「あ、ねこだ!!かわいい!!!」

「あら、おやつ食べるかい?」

「今日も相変わらず可愛いわね〜」



私が散歩をしている周りはいつもこんな感じですこし騒々しい

少し疲れたので塀の上で昼寝をしていたら白い猫が話しかけてきた



「あら、新太」

「今日も日向ぼっこかしら?」



「なんだ、ベリーか」

「私は自由気ままに暮らしているだけだ、君も一緒に寝るか?」



「遠慮させて貰うわ///」



ベリーはそう言って歩いていく


なぜ私に話しかけてきたんだ?よく分からんな…



そうだ、今まで隠してきたが私はねこだ

名前はもうある


私は今日も1日平和な日々であると思っていた

そう、思っていたのだ

まさかあんなことになるとは思ってもいなかった






昼になる少し前に家に帰ろうと道を歩いていると少女が走って私を抜かしていった

小学生低学年であろう少女が走るのは当たり前なのだろうがどうしても気になったので走ってついていくことにした


それにしてもなぜ気になったのだろう?

1人と言っても小学生だ、走ることは当たり前だろう



そんな自問自答を繰り返していると、目の前の信号が赤に変わった

少女も慌てて止まる

早く渡りたそうにそわそわとしている

すると車が来なくなった瞬間を見つけて少女が飛び出した


にゃ!!?



少女は来ないと思っていたのだろうが路肩に止まった車の後ろから車線を変更してトラックが走ってきている


私は慌てて走り出した

私の身体は小さいが少女を体当りして軽く飛ばすくらいなら何とかなるだろう



「うっ」



体当りすると少女は少しのうめき声と共に歩道へ倒れた



良かった…

主人には申し訳ないな


ドンッ


車が体にぶつかり飛ばされる感覚を最後に意識を手放した

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