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温めて、あげるよ
曇り空。過ごしやすい天候ですね。たまに寒いですが。
日が差さなくて
とても冷え込んだ朝
寒い 寒いと呟きながら
道を歩んだ
雨は降らないよね
そう思いながら傘を持つ
ふと君を思い出すの
すべてを抱え込んだ姿
今にも泣き出しそうな顔を
悟ったように笑わないで
痛いなら痛いって言ってよ
気の利いたことは言えないけど
せめて隣で温めてあげるから
たまに隠すときもあっても
決して悪いわけじゃないの
だって努力しているのは
見られて恥ずかしいから
でもね 悪いことはしちゃだめ
うまく隠せたと思っても見つかるから
ふとあの日を思い出す
君に怒られたり
泣かされたりした日を
いろんな表情を見せて
自分の気持ちに素直になって
包み隠さず話すから
だから隣にいて欲しい
永遠はないから
さよならを言う日があるよ
その日を迎えるときまで
前を向くよ
人は支えあうの
すべては分からないけど考えられる
気の利いたことは言えないけど
せめて隣で温めてあげるから
君の冷えた心を
読んでくださりありがとうございます。
次でラストです!