
「志乃ちゃんと出来る限り離れないと……あれに巻き込まれるのは嫌すぎる」
あの時の状態を思い出して身震いをしながら気配を消し、音もなく木々の上を駆け抜ける。
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志乃率いる傭兵集団に所属する女忍。アマツ信仰国の隠密衆の流れを汲み、偵察・潜入・暗殺を得意とする実力者。橙色の髪を団子状に結い、片眼だけ蒼く輝く異彩の瞳を持つ。体に刻まれた紋様は一族に伝わる加護の証とも、呪いの痕とも囁かれている。
明るく人懐っこい性格だがお金だけしか信じないほどに人を信用していない。
志乃の暴走を止める数少ない抑え役。戦場では木々を駆け、音もなく敵の喉元へ刃を届かせる。