自転車で、雨宿り
みーん、みーん、みーん。
蝉が鳴く音が響いた。
りーん、りーん、りーん。
風鈴が鳴った。
「暑いな」
僕は扇風機に当たりながら、寝転んだ。
僕は田中誠二、小学校4年生。
部活はサッカー部です。
「誠二、ちょっとお使い頼んでもいい?」
お母さんが僕に声をかけた。
「今から?」
「そうよ」
「遊んでからじゃだめ?」
「お願い」
「わかった」
僕は渋々買い物に行くことにした。
「あんた、かばん持った?」
「うん」
「今日の午後から雨降るらしいよ」
「大丈夫」
「傘持って行きなさい」
「わかった」
「行ってらしゃい」
「行ってきます」
僕はかばんと傘を下げて、外に出た。
僕は自転車に乗って、スーパーに向かった。
住宅を通り、公園を抜けて、道路の道に出た。
商店街を通る途中、ザーザー雨が降ってきた。
「どうしよう、濡れちゃうよ」
僕は焦った。
目の前に、駄菓子屋が目に入った。
「ここで、雨宿りしよう」
僕は自転車を濡れない場所へ置いた。
「こんにちは」
僕は駄菓子屋のあばちゃんに挨拶した。
「こんにちは、すごい雨だね」
「すいません、少し雨宿りさせて下さい」
「いいよ」
僕は傘を下げ、駄菓子を見た。
「きゃー、濡れちゃう」
ピンクのカッパを着た傘をさした女の子が駄菓子屋に入ってきた。
「こんにちは」
女の子がおばさんに挨拶した。
「はい、こんにちは」
女の子がこちらを見た。
僕は驚いた。
同じクラスの森田りなさんだった。
「田中君?」
僕は驚いた。
「りなちゃん?」
あちらも驚いている。
りなちゃんが、
「駄菓子屋になにしにきたの?」
「お使いのついでに雨宿り」
「りなちゃんは?」
「買い物」
「そうなんだ、なに買いにきたの?」
「お菓子」
りなちゃんは自分の買いたいお菓子を探している。
僕は雨がやむのを待った。
「おばちゃん、これ下さい」
りなちゃんがお菓子を買っている。
りなちゃんが僕の方へやってきて、
「田中君、お菓子好き?」
「うん」
「これあげる」
りなちゃんがお菓子のふうを開けて、ラムネのお菓子をくれた。
僕は、
「ありがとう」
と言って、お菓子を食べた。
「りなちゃんこんどお返しするね」
「わかった」
雨がやんだ。
「田中君、またね」
「りなちゃん、またね」
りなちゃんは後ろを向いて、駄菓子屋を出ていった。
僕は陽気になり、自転車に乗ってスーパーに向かった。
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