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一章 紅き雷対緑の月

ゆっくりと起き上がった香澄は上を見た。

上には白い光の玉を頭上に生み出した白陽姫たちが香澄を見ていた。

白陽姫たちは大量の光の粒を香澄に向かって撃ち出した。

「クソが!!」

香澄は迫る大量の光の粒を見て叫びながら紅雷刀を振った。

振られた紅雷刀が赤い稲妻を放ち、大量の光の玉を打ち消す。

「行ってやろうじゃん・・・島の中央、聖地に!!」

紅雷刀を握った香澄・赤雷は白陽姫たちを見てそう言った。

「どこまでも邪魔な存在だ・・・」

緑色の後光を放つ者は香澄を見てそう言った。

「やれ」

緑色の後光を放つ女性、緑月(りょくづき)は白陽姫たちを見てそう言った。

すると、白陽姫たちは再び頭上に白い光の玉を生成し始めた。

大量の白い光の玉が香澄に放たれ、香澄の近くで大爆発を起こした。

「・・・」

紅雷刀を握った香澄・赤雷は緑月を見ると、紅雷刀を振った。

緑月は紅雷刀を弾き返して下がる。

「緑龍!!」

緑月はそう言いながら緑色の龍を生み出した。

「キュオォォォォン」

緑色の龍は咆えながら登る。

緑色の龍は昇りながら大量の神気弾を生成すると、神気風を使って神気弾を勢いよく香澄に飛ばした。

香澄・赤雷は大量の神気弾を避けながら緑色の龍に向かう。

香澄・赤雷は紅雷刀で緑色の龍を斬る。

香澄・赤雷は噛みつきに来る緑色の龍を避け、緑色の龍の背にこけそうになりながらも乗った。

「とりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

紅雷刀を握った香澄・赤雷は走りながら緑色の龍を斬っていく。

「・・・」

紅雷刀を握った香澄・赤雷は緑色の龍の上で静止した。

「グルルルルルルル・・・」

緑色の龍は香澄・赤雷を見ながら口を開け、緑色の神気弾を生成した。

香澄・赤雷は紅雷刀の刀身に揃えた指を当てるように構えた。

「いざッ!!」

赤い稲妻を放つ香澄・赤雷はそう言うと、緑色の龍に急降下した。

緑色の龍が生み出した緑色の神気弾から緑白色の光線が放たれ、香澄・赤雷を呑み込む。

香澄・赤雷を呑み込んだ緑白色の光線は徐々に赤く染まり、紅色になった。

次の瞬間、轟音と共に緑白色の光線と緑色の龍が真っ二つに斬れた。

緑色の龍は緑色の光になって弾け、緑色の光が辺りに舞い始めた。

「・・・テリュス!!」

緑月は冷や汗をかき、笑みながらそう言った。

緑色の光が舞う中、魔剣ラ・ヴィクターを握った魔神テリュスが魔剣ラ・ヴィクターを振った。

すると、宙を舞う緑色の光が紅くなって稲妻を放ち始めた。

魔神テリュスが魔剣ラ・ヴィクターで緑月を指すと、紅い稲妻を放つ光が緑月に向かって飛んだ。

緑月は飛び回り、紅い稲妻を放つ光を避ける。

紅い稲妻を放つ光が緑月に迫る。

「・・・」

緑月は防護壁を張り、紅い稲妻を放つ光を防ぐ。

しかし、赤い稲妻を放つ光は防護壁を一瞬で突き破って緑月に命中した。

「これが六合様の大権ッ!!」

腹部を押さえる緑月は空に輝く紅雷を見て冷や汗をかきながら言った。

その瞬間、不気味な風が緑月に触れた。

「・・・ギィイヤァァァァァァァァァ」

緑月は縦真っ二つに斬れ、傷口から大量の緑色の光を吹き出しながら叫んだ。

魔剣ラ・ヴィクターを握った魔神テリュスは消滅する緑月を見た。

魔神テリュスは再び紅い稲妻を放ち、香澄が地上に落ちた。

「・・・あんまり使いたいものじゃないな・・・」

鼻血を垂らす香澄は苦しそうに言うと、ゆっくりと起き上がった。

「大丈夫か?」

ユキュア・ノワールは香澄を見てそう言った。

「・・・ユキュア・・・」

香澄はそう言いながらゆっくりと起き上がった。

「私たちはここに拠点を展開する。お前は夢日生活区に避難しろ。地上は私たちが何とかするから」

ユキュア・ノワールは香澄を見てそう言った。

「ダメだよ・・・奴らは魔神だ。私じゃないと倒せない」

香澄はそう言うと、拳を握り込んだ。

「お前はただの一般人だ。一般人を戦わせるわけにはいかない」

ユキュア・ノワールはそう言うと、歩みを進め始めた。

「じゃあ、私も協力する」

香澄はユキュア・ノワールを見てそう言った。

「・・・」

ユキュア・ノワールは立ち止まり、振り向いて香澄を見た。

「協力して欲しいって言ってたでしょ?」

「・・・わかった。ついてこい」

ユキュア・ノワールは香澄を見てそう言うと、再び歩みを進め始めた。

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