Vermillion's
●『Vermillion』で幕を開け、『's -エス-』で閉じる。
【収録曲】
1.Vermillion
2.運命
3.Starting Over
4.リビドー
5.愛染
6.シュガーソルト
7.Haikara Flamingo (Instrumental)
8.VINCENT
9.マシロ
10.シリウス
11.Dang Ding Dong
12.Love Later
13.Phoenix
14.'s -エス-
2023年にギタリスト・黒田隼之介が死去し、図らずも3人編成になってしまったsumika。加えて、二度に渡るメンバーの体調不良により活動スタイルを一時的に変更したりと、様々な事態を乗り越えつつ、約2年半振りのアルバムリリースとなりました。
内容としては、これまで以上に「エンタメ性の高いショー」の色合いが濃くなった印象があります。まず、 『Vermillion』『運命』といった明るく華やかな楽曲で幕を開け、リスナーを一気に引き込み、中盤ではバリエーションの広さを分かりやすく見せていく感じでしょうか。中には、スタジアムでの熱気を表現したような『VINCENT』や、ファンタジックでシリアスな雰囲気の『シリウス』といった、従来の彼らのイメージとは少々異なる曲もあったりします。
そして、終盤では『Dang Ding Dong』『Phoenix』と再び華やかな楽曲が目立つようになり、クライマックスを迎え、最後にバラードの『's -エス-』で大団円。まさに「幕を閉じる」という言葉が似合う楽曲と言えるでしょう。
まあ、『愛染』のように「ベタ過ぎるかな」と思える曲もあり、文句の付けようがない傑作……とまでは行かないのですが、少なくとも、彼らの強みをしっかりと活かした秀作に仕上がっていると思います。全体を通して充分に楽しめたアルバムでした。
評価:★★★★★