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一般人の異世界転生

作者:もと
「こんなところで寝るんじゃねえクソガキ!!」
 蹴飛ばされたような衝撃と怒鳴り声で目を覚ます。
「え⋯⋯だれ?」
 混乱している俺に片手に肉厚の包丁をもったいかつい男が再度怒鳴る。
「とっとと失せろ! ぶっとばすぞテメエ!!」
「す、すみません!」
 逆らうような度胸を持ってない俺は、すぐさま逃げた。


「ハアハア。も、もう大丈夫だろ。」
 ある程度逃げて落ち着いた俺は疲労感から座り込んだ。
「しっかし恐ろしいおっさんだったなあ。」
 さっきのことを思いだして身震いする。
「とゆうかあれ?俺ってこんな声高かったっけ?あれ?手とか足もなんかちっちゃくね?あれ??」
 じわじわと嫌な予感がする。
 俺はそっと自分の長年連れ添ったむすこを確認する。


 気が付くと夕方になっていた。
 どうやらショックで放心していたようだ。
 俺の息子は毛も生えそろってない新品と化していた。まあ、もとから新品だったのだが⋯⋯
「まあ、なくなってなかっただけましか⋯⋯」
 気を取りなおして状況を整理しよう。
 水たまりで確認したが、俺は黒髪黒目の少年となっていた。顔は美少年とはいかないがそこそこ整っていて、前の体で容姿に恵まれなかった俺は、息子が新品になったことなど忘れてガッツポーズをした。
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