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八十五夜、ばあばの中学生生活 29 修学旅行 1

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

 「・・・・・・」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、中学校の頃のことだけれど・・・

 そうだねえ、ばあばの二年生の夏休みはお母さんとたまにお買い物に街に出ることで終わってしまったよ。いったい何をやっていたんだろうね。今から一所懸命に思い出そうとしても何をやっていたのかはっきりしないね。

 新学期が始まってしばらくすると修学旅行があったよ。まだ一年以上も学校があるけど、受験勉強があるからとても三年生になってからでは修学旅行に行ってる余裕がないってことで、二年生の秋に行くことになったようだよ。なんか変だなって感じるけれど、これはどうしようもないって思うことにしたよ。

 二学期になってから、もうすぐに旅行の話が始まって旅行の予定やらどんなところに行くのかなど説明されたパンフレットが配られた。もちろん注意事項やいろんな制限、なども書き込まれていた。

 持って帰ってお母さんや、お父さんとも話していたよ。

 主な行先は、東京(泊)、箱根(泊)、鎌倉大仏、列車にて帰郷、の二泊三日だった。

 最初の日は列車でどんどん走って東京につくのがメインで、友達たちと話してることぐらいしかすることがなかったから。そのうち東京について、観光バスに乗りかえてぐるっと回ったけどなんかゴミゴミして嫌なところの印象しかなかったね。確かに、皇居や、明治神宮なんかも行ったよ、それに東京タワー。ばあばにはあまりピンとこなかったよ。それから、夜の銀座の夜景を見ながらバスは宿についたさ。

 ばあばのところには東京に住んでいた叔母さんが訪ねてきて、自由時間を利用して少しお話をして帰っていったよ。お父さんや、お母さん宛のお土産とを言づけられたけど、子供の頃に少し遊んでもらったきりだったからこれもピンとこなかったよ。正直なんだろなーって感じだったよ。でも、今から思えば、叔母さんにとってみれば久しぶりの姪っ子だから懐かしかったんだろうなって思うよ。この後またしばらくは会うことが出来ないのだから、もう少し違った態度で接してあげたらよかったのにって思ったよ。

 叔母さんは名残惜しそうに帰っていったけど、ばあばはそちらのことより同じ学校の人たちに見られてることの方が気になっていたさ。なんか気恥ずかしくてね。わざわざ来なくてもいいのに、なんて思っていたよ。

 そのあと、お風呂に入って、大広間でみんなしてわいわい食事してそれで東京の印象は終わりだよ。思ったんだけど、修学旅行って何しに行くんだろうね。東京ってこんなとこだよ、いいだろ?ってことかな? ばあばにはよくわからなかったよ。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。 

ばあばの頃の東京はどんなだったんでしょうね。今の東京に中学生ばあばが来たらどんな印象を感じたんでしょうか。ちょっとだけ興味。

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