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七十九夜、ばあばの中学生生活 26 お墓の移転 2

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

 「・・・・・・」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、中学校の頃のことだけれど・・・

 ばあばは全く知らなかったのだけれど、お墓の移転もそう簡単には出来ないらしいね。お父さんが帰ってきてから話してくれたんだけど、なんだか一度くらい聞いてもよくわからなかったよ。ばあばはまだ中学生だったからこんなことまったく興味もなかったから仕方がない事なんだけどね。

 なんでもお墓を立てる時と同じようにお寺のお坊さんに拝んでもらわなくてはいけないらしい。

 お墓に亡くなられた方のお骨を収める時にはお坊さんに拝んでもらうのは見ていて知っていたけど、それと同じことなのかね。

 まず初めに移転が決まったら石材屋さんなど移転工事を請け負う業者さんに日程を決めてもらう。それが決まったらその工事の始まる前までにお寺さんに相談して、お性根抜きと言う法要をする。そうするとお墓やお骨から魂が抜けて触ったり、移動したりできるようになるらしい。

 それから工事が始まるのだけれど、お墓そのものを解体して、そのまま移転するのか、解体したお墓を処分、またはどこかに預かってもらうかでも手順が違うらしい。お父さんの場合は建て替えるので、移転を頼んだ業者さんにお墓の新築?をも含めて依頼することになったさ。

 それで何度も行き来できないので、お寺さんにはお性根抜きの法要の後、お骨のツボなんかを預かってもらい、お墓が新築でき次第にまとめてお性根入れの法要をしてもらうようにしたそうだよ。

 それで、ツボに入っているお骨なら納骨室から出すだけだけど、先祖代々のお骨まで含めると大変なことになるそうな。法律で火葬が決まった以前は土葬だったので、お墓の下にはお骨があることになる。昔のお墓にはもうお骨も残っていない物も多いってことだけれども、掘ってみないとわからないらしい。

 それで残ってるのかわからないものを掘り返して荒らすこともないので、簡便に、お墓のすぐ下の土を取って、一棹ひとさお(お墓を数える単位)ごとにツボに収めて新しいお墓に収めることにしたらしいよ。今回はお骨のツボをお寺さんに預ける所まで済ませてきたようだった。

 この次に行くのはお盆前で、新しく出来上がったお墓に預かってもらっていたお骨のツボを収めて、お性根を入れてもらい、加えてお盆の法要もすることになりそうだったよ。楽しみだね。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

なんでも、新しくなるのは嬉しいことですよね。良い事ならなおさらです。

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