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五十三夜、ばあばの中学生生活 13 林間学校

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

 「・・・・・・」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、中学校の頃のことだけれど・・・

 林間学校があったんだよ。三泊四日だったんだけど、行きが一日、帰りが一日、キャンプ地で二日で、みんなで協力して、テントを張ってそれで過ごすことになっていたんだよ。

 一応学校が毎年利用するところだったので、設備はそれなりに整っていたよ。ばあばたちは、新しく班分けして男子と同数の女子が組み合わさって炊事をしたり、テントの設営から、管理まですることになっていた。

テントは班に二つ、男子用と女子用。各四人づつで班を作って、担当を決めていく。

 キャンプ地についたら早速、男子がテントを受け取りに行き、部品の確認と、設営道具の受け取りをする。女子はその間、炊事のための設備の点検と、道具の確認。献立材料の受け取りと、食事の用意。

 炊事のための設備と言っても、ちゃんと作ってあるわけではなくて、それこそ、河原の石を組み合わせたかまどがあるだけ。それに、薪と、点火に必要な材料があって、後は、飯盒とフライパン、調理用具と、菜箸なんかがちょっとあるだけ。あとは工夫して、何とかするほかはなかったよ。

 テントも同じで、今の使い心地がいいものとは違い、普通の三角のテントでグランドシートと、テント本体、それに、オーバーシートがあるだけ。

 だから、男子が何処に設営するかによって、使い心地、寝心地が大きく変わるからね。それに、設営場所が傾いていれば、不安定で睡眠が浅くなって、あくる日に響くことになる。ひどい時には、砂利の上なんかになれば、ごつごつして、ゆっくり寝ることが出来なくなるしね。

 そこで工夫して、草をたくさん刈ってきてグランドシートの下に敷き込めば柔らかくなるし、多少の小石も気にならなくなる。

 まずその前に、設営場所をできるだけ平らにして、小石なんかを除ければさらに居心地がよくなるんだよ。そして大事なことは、テントの周りに溝を掘って周りからの雨水の侵入を防ぐこと。そして、その溝を低い所に水を流せるようにすること。天気の良い日が続く保証があれば、なくてもいいのだけど、夕立が来ることが多くて、手が抜けないよ。

 これらをきちんと用意して、草を敷き込んだら、多少の雨には心配いらない。

 けど、これらを限られた時間内に手際よく終わらせるのは難しく、ちゃんと予習しててもできる班は少なかったよ。時間さえかければどこもできただろうけどゆっくりやっている暇がなかったしね。

 実際に、出来なかった班は、雨にあって、ドブドブになって、ゆっくり寝ることもままならないことになってたよ。グランドシート一枚では、水が透っちゃうからね。大変だよ。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。


詳しく書きすぎました。ちょっと続きますね。ごめんなさい。

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