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五夜、お兄さん兄弟と町人ボール

がんばっています。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

 「・・・・・・」

 そうだねえ、じゃあ、じいじが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、保育園にもいってない頃のことだけれど・・・

 コッコのおばちゃんの家の近くに、じいじより四つほど年上の兄弟がいてね、よく遊んでくれるようになったんだよ。そんなに多くないお友達の内ではまじめな方で、悪い事には誘ってくれなかったと思う。ちょっと広さのある広場で、町人ボールといったかな、それをよくやっていたよ。四人でするのが普通だったけど、二人でも、三人でも、五、六人でもできるボール遊びなんだけど。まず、大きな四角を書いて、それを四つに分ける。どこか一か所に、王様の場所を作る。その斜め正面は大臣。王様の左隣が平民、右隣が町人と決めるんだよ。それぞれジャンケンか、くじ引きで、最初は決めて、それぞれのマスに立つ。それで、王様から、ソフトテニスボールで、相手にボールを送り合うわけ。

 ただし、自分が立つますに一回ついてから相手のマスに入るようにパン!ってボールを叩く。送られた人は、自分のマスに二回つかないうちにまたパン!って、自分のマスに一回ついてから三人いる他の人のマスのどれかにおくる。そうやって、あっちこっちに、ポン、ポン、叩き合って、取れなかったり、外へ出ちゃうまで送り合うわけさ。ミスした人は、王様なら大臣と、大臣なら町人と、町人なら平民と、平民なら外で待ってる人と交代するわけ。

 上手になると、だんだん、ボールのスピードが速くなり、跳ねる高さも低くなり、ますます他の人のところに送るのが難しくなるんだよ。ボールは、送り付ける人のマスの端っこでも、線の上でも、空いている隙間でも、とりにくい所に、とにかく自分のマスに一回ついていればどこにでも送れるから、とりにくいところに送るのが上手い人っていうことになるかな。

 フェイントをかけたり、前を向いたまま左横に送ったり、右横にポトンと落としたり、いろいろ工夫することもできるよ。

 うまくなったらマスを大きくして、まだへたっぴーなうちは、狭いほうがボールのスピードが速くできないから、やりやすいかもね。広すぎると、あっちへ行ったり、こっちへ走ったり、いつ自分のところにボールが来るかわかんないから、いつもボールの行方に注意してないと、取れないから、大変だよ。

 じいじの場合、一番年下だったので、何時も上手にできなくて、なかなか上の方へ行けなかったけど、それなりに面白くて、面白くて、コッコのおばちゃんのところに行かない、天気の良い日には、遊んでもらってたよ。

 そうだねえ、その兄弟のお兄さんたちとは、お兄さんたちが中学校に通う頃に、久しぶりに一度会ったっきりで、その時も、本当に久しぶりに町人ボールをしたよ。それが最後で、そのあとは、もうずっとあっていないねえ。今、何をやっているんだろうね、元気にしてるだろうかねえ。

 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

なんか、しみじみとした思い出話でした。

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