三夜、お友達と駄菓子屋さん
始めたばかりですので、どんなことがしたいのか、解り易いかなと、まとめてアップしてみました。
こんな調子で続けていきたいものですが、大丈夫かな?
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「・・・・・・」
そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、保育園にも行ってない頃のことだけど・・・
ばあばはいつも近所のお友達と遊んでいたんだよ。その頃は、まだ自動車なんかなかったし、道路を走ってるのはバタバタって呼んでいた、今でいうオートバイ? 単車って言ってる人もいたけど。それに、荷物を積んで走る自転車くらいで、お友達と二人して、道の真ん中で段ボール箱に入って遊んでいても怒る人なんかいなかったよ。日がな一日、ごろごろしたり、広げて、そこに座っておままごとなんかしてたよ。いつもいつも一緒で、今でもそのお友達とは仲がいいんだよ。
昨日も、久しぶりに会って話がしたいねって、手紙が来てたよ。今度どこかで会って、ゆっくり顔を見とこうって思ってるけどね。
ばあばはジッとおとなしくしてるのが嫌いで、いつの間にかどこかに行ってしまってたけど、近所はみんな顔を知った人ばかりだったから、探すまでもなく、どこどこで遊んでたよって、教えてくれるから、家の人は、心配してなかったみたいでね。ほかのお友達の家に上がり込んでいても、すぐに見つかってしまって、つかまっちゃうことが多かったよ。
家はこじんまりとした商売をしていて、よくお客さんが来てたけど、その時に出すお茶菓子と、お茶はよく運んでいたよ。でもね、何時までもそばにいて、お茶菓子が残らないかなーって顔をしてたから、よく笑われてたかな。
お菓子で思いだしたけど、昔は駄菓子屋さんのお菓子の入れ物は、ガラスでできていて、上や斜めになった入れ口にアルミのふたがかぶせてあったんだよ。今でも、昔風の駄菓子屋さんにはおいてあるかも知れないねえ。それで、袋にくじが付いていたり、アイスの棒に当たりがついていて、当たるともう一個もらえたりしてね。面白くて何度も買いに行ったよ。よく当たった気がするよ。
そのガラスの入れ物に入ってるお菓子が欲しくて、食べたいから、ぺろぺろ嘗め回してたこともあったよ。なんにも味はしなかったんだけどね。思いだすと恥ずかしいけど、その頃は何にも思ってなくて、ぺろぺろなめていたそうだよ。はっきり覚えてはいないんだけど、そんなこともあったなーってことは憶えてるから、やっぱりしてたんだろうね。
近頃は、そんな駄菓子屋さんは見なくなったねえ。ばあばの頃の駄菓子屋さんは、細い路地に入ったとこらへんにあったから、今でもそんなとこを捜せばあるかもしれないけど・・・
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
更新は基本不定期になりますが、できるだけ、間を開けないようにしていくつもりです。ですが、だんだん追いつめられるようになるつらい気持ちは、何とも苦しいです。
なので、あんまりあてにしないで、お楽しみくださいませ。