二十九夜、ばあばの中学生生活 1 漫画の世界が広がった
今日はばあばの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「・・・・・・」
そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。
まだ、中学校に入ったばかりの頃のことだけれど・・・
この頃はもう転居してしばらくしてのことだけど、いつも一緒にいた友達がいたんだよ。その頃は、多くの友達が兄弟がたくさんいて、その子も例外に漏れず何人かの兄弟がいたさ。
妙に気が合って、毎日一緒にいろんなことをおしゃべりしていた。この頃は、歌番組がたくさんあって、いろんな歌をいろんな人が歌っていた。それを顔を合わせればあの人がいい、この歌がいい、今度、映画になるらしい、などとうわさ話やら、聞きかじったことやらをおしゃべりしていた。
担任の先生がそれを見とがめたのか、或る日心配顔で話しかけてきたよ。
彼女は家の事情で就職することになるのだけど、あなたは進学するのだから、一緒になって、おしゃべりしていてはいけない。そんな暇があったら教科書の一ページでも読んで、今まで習ったことを復習しなさい、ってことだった。
ばあばも、そんなことはわかっていたのだけれど、まじめにお勉強するのは大変だったし、そのお友達との話が面白いこともあって、なかなか言われる通りにはできなかったよ。返事だけは一人前だったけどね。
その頃からかな、週刊漫画が流行りだして、ばあばも、リボ〇、マーガ〇ット、少女漫〇、なんかを読んでたよ。みんな、読みたかったから、誰か一人が買うとすぐに順番ができて、読みたいものだけ読んで、他は飛ばして、次に待ってる人に回したりしてたよ。
その頃は、子供の間でははやってたけど、大人の間では評判が悪かったよ。今から思うとひどいけど、マンガを読むとバカになるなんて言って本気でマンガを取り上げる人もいたものだよ。そんな人たちが現代に来たら、どんな顔をするのかね、日本の歴史を漫画にして、勉強してるって信じられないだろうね。
今ではもうあまり取り上げられないけど、その頃一番取り上げられてたのは、小学〇年生っていう雑誌があって、いや、雑誌っていうと怒られるかもしれない。学習お勉強月刊誌? が流行っていてね、それには、おまけの付録がついていて、学習に役立つ工作する付録や、・・・何か、言ってることが混乱しているね。要するに、お勉強本なんだけど、お楽しみも適当に振りかけられているってわけさ。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
ばあばの回は、暫く、中学生生活となります。はてさて・・・




