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百七夜、ばあばの中学生生活 40 学校祭 7

今日は、ばあばの番です。

 眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?

「・・・・・・」

 そうだねえ、じゃあ、ばあばが子供の頃のお話をしようかねえ。


 まだ、中学校の頃のことだけれど・・・

 一日目の最後は各クラスや文化クラブの作品展示の生徒見学会が残っていたよ。

 各クラスの展示についてはほぼ同じになってしまっていたさ。書道の作品展示、美術の授業での作品展示、加えて女子の家庭科や男子の技術工作の作品展示。

 たまに、夏休みに提出した自由研究の内容がよかった人の提出課題の展示。

 だから、みんなの関心は日頃目に触れないクラブや部活動の展示に集中してくる。

 例えば、華道部。例えば、茶道部。例えば、家庭科クラブ。例えば、吹奏楽部。例えば、コーラスクラブ。例えば、新聞部。例えば、書道部。

 それぞれが活動している教室で日ごろの活動の紹介や作品展示、実演展示、演奏などを繰り広げている。常日頃、目に触れていないこともあってたいした人気で、教室だけでは収まらず、廊下からも眺めている人たちもいるくらいだったよ。

 華道部は身の回りの草花をテーマに小作品を展示していた。実演、体験コーナーでは一輪挿しの美しい活け方を来訪者に体験させていたよ。

 茶道部は茶室に来訪者を招き、一服立てて接待している。

 新聞部では狭い部室にガリ版印刷機を広げて、ガリ版で絵や文字を書かせたものを印刷して渡していたよ。鉄筆で原紙に描くのだけれどうまくいかずに大きな穴が開いてしまってもそのまま印刷して渡していた。これが結構喜ばれていたけどね。

 書道部ではそのまま半切はんせつの用紙に大きな筆で漢詩の一部や漢字かな交じり文の言葉などを書かせていたよ。日頃の授業では半紙に描くのがせいぜいのため、大きな紙に描くのは皆初めてらしく、緊張気味の真剣な顔つきで立ち向かっていたさ。

 そして我が家庭科クラブも、本来ならば寄生虫検査などを済ませて行うべき調理展示を、調理師免許がある担当教師の先生の指導の下にチンジャオロースーとチャーハンを味見程度に来訪者に配っていたさ。これは好評だったよ。エッヘン!

 そんなことで、ばあばたちの学校祭の一日目は好評のうちに終了したよ。

 もちろん、吹奏楽も、コーラスクラブも、演奏がずっと聞こえていたさ。


 おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。

学校祭もそう簡単には楽しめませんね。

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