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遅刻
「あー疲れた今何時だ」
自分のベットの上に置いてある
スマホの電源をつけた
「げっ、もう3時かそろそろ寝るか」
俺の生活はいつもこんな感じだ
最近ハマっている
対戦型アクションゲームを
友達と電話しながらやるのが
俺の日課だ
歯を磨いて俺は眠りについた
「うっ、眩しい」
換気の為に開けてある窓から
風が入りカーテンを揺らした
その窓から
鳥のさえずりがきこえてくる
そういえば、今日から新学年クラス替えだ
今まで一緒にゲームした友達とも別々のクラスになる
ふと、時計を見ると
「8時20分……」
寝ぼけてるのかと思い
もう一度見直す
「8時21分……」
「おいおい、なんの冗談だ初日から
遅刻はまずいだろ」
親は何故起こしてくれなかったと思いながら
俺は階段を降りていった
「母さんなんで起こしてくれなかったんだよ」
「あんた何回呼んでも起きないでしょ」
「何回呼んだんだよ」
「2回」
俺は何も言わず親が作っておいてくれた
弁当を持ち家を出た