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イベント準備

翌朝


「あーー」


あくびをし大きく伸びをしてふと窓を見た。日光が強すぎて目をつぶってしまうほどだ。

俺が居るのは宿の一角の部屋、隣にはティナが寝ているまだ起きてないか、そうはんだんできるのはいつもだと起きたらすぐドアを勝手に開け抱きついて来るからだ。

そう考えているうちに、


「ガチャ」


ドアの開く音がした。


「タクトーおはよーですータクトー」


ドアからダッシュで飛びついてきた。寝癖が立ちパジャマのままだ。


「まだ寝ぼけてるのかよ、起きろよ」


ティナの額にデコピンを浴びせる。


「起きてるです。今日ですねイベント」


「あぁそうだな」


昨日とは違う雰囲気を醸し出していることにティナは気づいているようだ。


「昨日は情けない俺を見してごめんな今日の俺は昨日の情けない俺と違うことを見せてやるから」


「言いましたからですね。期待しときますですよ」


「さぁとにかく準備して朝ご飯食べに行こうぜ」


「はいです」


そう言い残して去っそうに自分の部屋に戻り準備しに行った。





「いただきます」


「いただきますです」


朝食はパンにスープ、サラダ、スクランブルエッグ一般的なレストランで出される料理と同じだ。


「やっぱり今日はこれか」


俺は卵を使った料理が苦手だいつも出た時は食べないようにしている。


「今日は苦手をなくす日です。さぁ食べましょうですよ」


「いやー無理なんだって匂いやら食感やら嫌いなんだよ」


本当に無理だという様子で拒絶してくる。


「さぁー」


笑顔で言ってくるティナに強制的に食べさせられ、


「やっぱりマズー」


その様子を見てティナは微笑する。


「全部食べましょうです」


「もうどうにでもなれー」


スプーンを手にスクランブルエッグをかきこむ


「偉いですタクト」


満足そうに笑顔を見せる。




「じゃ今日のイベントをまとめるよ」


朝食を食べ終わった後イベントについて話していた。


「うん」


「ベルセバ王国門前の入り口午前11時集合参加資格冒険者だよね?」


「そうです」


「一つ疑問があるだけどさ」


「なにです?」


「これのイベントって何やるの?」


何やるかは聞かされてないそれがわからないと不安が増す。


「そこですよね。私もわかりませんです誰もわからないと思うですよ」


「あーやっぱり」


わからないとこうも落ち込むものか。


「まぁーなんとかなるでしょですよ」


「そうだな、これぐらいで怖気てちゃ最強になれないからな」


気持ちを新たに入れ替え返答する。


「その意気ですよタクト」


「イベント始まる前に武器屋で装備整えてこよー」


「そうですね。それも大事ですよね」




武器屋は一回しか行ったことがなくて武器屋がどこにあるのかわからなかったが、ティナのエスコートで武器屋についた。


「へぃ、いらっしゃいどんな武器をご所望で」


顔立ちは人が寄り付かなそうな厳つい顔をしている年齢は30代くらいだ。


「このコル目一杯まで使っていい武器ってある?ご主人」


コルという通貨が一般的に使われている。俺が出したのは100コル。


「あぁあるさこの額じゃこの程度の品しかないがしっかりして切れ味もあるからこれをオススメするな」


「じぁそれで」


「96コルだ」


去っそうにコルを支払い武器を受け取った。受け取ったのは小型剣だ。安物と言わんばかりの剣だか、剣自体は透き通っていて綺麗だ。


「ティナは買わなくていいの?」


それまで店内の武器を見て回ってたティナに声をかけた。


「買うですよ」


「ご主人これ買うですよ」


「毎度あり」


ティナは610コルを使って武器を手に入れた。剣が輝いて見えて刀みたいな剣だ。


「二人とも準備万端だし向かうとしますか?」


「向かいましょうです」


二人はまだ知らなかった。ここから悪魔の悲劇が起こることを今の俺たちは知らなかった。

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