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漆黒の龍使い《ドラグナー》  作者: 御神真火留
第一章:異世界行って魔神倒します
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第十三話:魔神を倒しに行きます

 寝ていたところにメイドのひとが起こしに来てくれた。

 そしてそのまま謁見の間まで連れて行かれた。そこにはクラスのみんなと王様、王女様がいた。


「龍真!生きてたんだね!」

「よくあそこから落ちて生きられたな」

「無事でよかったです」


 凛、研、立花さんが俺を見るなり駆け寄ってきた。


「ああ、運が良かったんだよ。そんな高いところから落ちわけではないらしいし」


「そなた達そろそろいいか?リョーマ殿には聞きたいことがいくつかある。すまぬが続きはあとにしてくれ」

「はい、大丈夫です。答えられることなら答えます」

「じゃあ最初の質問だ。その後ろにいるのは龍族と聞いたがそれはホントか?」

「はいホントです。この黒いのが黒神龍のティオ・ドランク、白いのが白竜のアスルド・ドランスです。ふたりともと契約しました」

「では、それぞれに聞くまずティオ・ドランク様あなたは何者ですか?黒神龍などという竜種は聞いたことがありません」


 この世界で知られているのは白竜を除く黒竜までなのだ。


「妾はリョーマの中に眠っていた龍じゃ。この宇宙全ての竜を統べる竜種、それが黒神龍である」

「中に眠っていた?」

「その文字の通りリョーマの中にいて、リョーマの力が覚醒めるともに目が覚めたんじゃ」

「そんなことが・・・いや実際に今起きている。認めざるをえない。では次にアスルド・ドランス様あなたも。白竜という竜種は聞いたことがりません」

「我はダンジョンの主であります。それもこの世界において最高難易度の。かなり優秀な人でも100層にたどり着くのがやっと。それ以降は頑張っても150層止まり、200層など人が入ったことがない」

「そんなすごいところにリョーマ殿が」

「主様は200層の魔物を魔力のみで全て倒しました。そんな方に我は叶うはずもなく、負けを認め、このままでは退屈だったので主様についていくことを決意しました」

「なっ!?・・魔物を魔力のみで」


「リョーマ殿ホントに人間なのか?」

「人間ですよ。いやまぁ称号のところに人間やめましたなんて書いてありましたけど」

「・・そんなことより次の質問だな。その目はどうしたのだ?」

「それは妾が目覚めたからじゃ。妾はリョーマの中にいた龍、つまりはリョーマの一部なわけじゃ。それの証みたいなものじゃの」


 そういえばさっき鏡を見たが本当に隻眼になってた。これで眼帯つけて、『我が名は邪○真眼!』とか言ったらほんとに厨二病だ。これがラブコメ的な展開だったら良かったけどね。例えば”中二病でも○がしたい!”的な。おっとそんなことより目の説明だ。右目は変わってなかったが左目が変わっていた。白目のところが黒くなり、(これだと黒目だね)虹彩と水晶体が金色になっていた。これが赤だったら人を食べていたのだろうか。と、まぁこんなふうに変わっていた。


「分かったありがとう。これで質問は終わりだ。部屋に戻ってゆっくりしてくれ」

「少し待ってください」

「なんか他にあったか?」

「俺は数日たったら魔神のところに行きます。それを報告します」


 周りが騒がしくなった。


「俺には魔神のところに行く(すべ)、魔神の居場所がわかっています。倒すなら早いほうがいいでしょう」

「いや、ダンジョンをクリアしたと言ってもこの世界にきてから二ヶ月強しか経っていない。あまりにも無謀だ」

「ティオの話では魔神は神々の序列では中の下、ダンジョン200層の魔物の半分が一気にかかってくる強さかまたはそれ以下だということです。200層の魔物を瞬殺したならば魔神も倒せるはずです」

「いやしかし・・・」

「では魔法師団、騎士団に所属するすべての人と勝負して勝ったらいいということにしましょう。それも一斉にです」

「魔法師団、騎士団はそれぞれ100人強いるのだぞ。それを一気に倒すというのか?」

「はい。しかもティオ、アスルドの力を使わず瞬殺でしょう」

「それほどの自信はどこから」

「それはスキル”神格”を持っているからです。人が神になることは出来ませんが神に近い力または神に等しい力を持つものはこのスキルを持っています。神々の序列の判定方法は神格の強さによるものこのスキルにもこれは適応され、序列に入ります。またこのスキルは神格の強さによってある権限が付与されます。それはこの世界に関する情報にアクセスする権限です。それで全ステータスを500倍ほどに引き上げます。そして俺の序列は最上位、情報アクセス権限は第一階梯から第百階梯あり、第百階梯が最高で俺は第百階梯だ。これが俺の自信の一部だ」


 部屋に戻ってスキルを見たらこれがあった。詳しく見たのは今だが。


「・・・神格。では明日勝負ということでいいか?」

「はい、いいですよ」


 こうして俺は明日勝負することが決まった。

順調に主人公が人をやめてきましたね

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