第十二話:白竜と契約、契約♪
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龍の腰が低い!しかもかなり高い位なのに!?
「・・・え?あ、あの」
「貴方様がのような方が来られるとは思わずにいつものようにしてしまいました。申し訳有りません。主様とお呼びしてもよろしいでしょうか」
「え。あ、はい。どうぞ」
頷いたけどいいのか!?・・・いいんだよな。大丈夫なはずだ。うん、大丈夫。
「それでこんな場所になんか用でしょうか?」
「あーえーっと上の階層から落ちてきてクリアしたほうが早いからって、ティオが」
「そのティオとはだれですか?」
「妾じゃ。黒神龍のティオ・ドランク、よろしくな、は・く・りゅ・う」
「あわわ、申し訳有りません。そのような方とは思いも寄らず」
ティオよそんな凄みを利かせるな。白竜が子犬のように怯え上がってるじゃないか。
「あ、そう言えば自己紹介がまだでした。我はアスルド・ドランスと申します」
「俺は日出宮龍真だ」
「妾はさっきしたの」
「それでクリアにはどうすればいいんだ?」
「それはボスを倒すかボスに認めさせるだけです。なので主様はもうクリアしてますよ。クリア報酬はクリアしたダンジョン内においての権限がボスと同等になます。ダンジョン内を好きに移動できます。また、ダンジョン内全ての魔物を操ることが出来ます」
なんかヤバイな。ダンジョン内を好きに移動できて、魔物も襲うか襲わないか操作できるなんて
「じゃあもうそろそろ帰らせてもらおうかな」
「はいではまたいつか来てくださいね。いや我も一緒に行きます!」
「・・は!?ボスはどうなる」
「ボスなんてまたボスがいなくなればまた生まれるので大丈夫です」
「しかしその姿は・・・」
「それも大丈夫です人化の術が使えますので」
全身白色の美青年が現れた。なるほど龍の虹彩は金なのか。
「ほらこのように。では契約の儀式をしますか」
頭のなかに言葉が浮かび上がり
「我、汝の新たな主となり」
「我、汝に使え」
「「我、汝を受け入れ今ここに新たなる契約を結ばん!」」
「じゃあ行くか。どうすればいいんだ?」
「転移魔法が使えるならそれで好きな場所に。使えないのでしたら1層に行くように念じれば大丈夫です」
俺は転移魔法が使えるからな、一気に王城の前まで移動するか。
転移魔法の術式を思い出し、術を発現させ足元に魔法陣が出現し視界が真っ白になって目を開けた時には王城の前に立っていた。
「久々の王城だー」
「数日しかたってないがの」
「すごい大きな門ですね。どうやって作ってるんでしょう。」
いや、おまえが言うなよ。
「まぁ中に入るか」
「すみません。あのダンジョンで迷ってた勇者なんですけど」
「名前は?」
「日出宮龍真です」
「日出宮・・・い、生きてたのか!?お、おいアルクさんとカズキ様を呼んでこい。少し待っていてください」
数分後二人が走ってきた。
「リョーマ!生きてたのか。良かった...」
「龍真君生きてたんだね。みんな心配してたよ特にあの三人。目が・・・いやいろいろ聞きたいことがあるけどその前に後ろの二人は誰だい?」
ティオとアスルドを指差して言った。
(なあふたりとも正体明かしても大丈夫?)
(妾はかまわんよ)
(我もです)
「えー黒神龍のティオ・ドランクとダンジョンのボスであり白竜のアスルド・ドランスだ」
「「りゅ、龍!?」」
「うん、龍」
「『うん、龍』じゃないよ。なんでそんなのが」
「なんでって俺が契約したから」
「よくわからないけど安全なんだよな?」
「ああ、安全だ」
「じゃああとから呼ばれると思うからそれまで自室で休んでて」
「りょーかい」
自室に戻る途中だれにも会わなかったから訓練をしているのかもしれないと思いつつ部屋に戻るとそのまま寝てしまった。