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自己判断での減量
受診日を過ぎてから、頭痛は悪化したような気がした。
その後、風邪もひいたようで段々ルナベルを服用するのが辛くなった。
夜寝るとき、頭痛が辛くてたまらなくなった。
「飲むの、やめる」
そう決めた。
しかし、直人と電話して気が変った。
「ホルモン剤だから、急にやめるのも良くないんじゃない?」
確かに。
半分なら飲めるかも。
とりあえず、半錠にして飲むことにした。
自己判断で勝手に調節することは、医療を提供する側からは避けて欲しいことの1つだ。
貴子は、薬局での仕事のときは「用法通り服用して下さいね」と言っていた。
でも、はじめて患者の立場になってみて、調節したくなる気持ちが痛いほどわかった。
不要な薬は飲みたくない。
自分に効果のある最小限の薬を飲みたい。
そっか。患者さんって、こういう気持ちなんだ。




