ルナベル
結局、第一日目のルナベルは、ホテルで服用することになった。
副作用をあまり感じないように、夜服用することにした。
「20時にしよ」
ちょうど、ホテルで夕飯を済ませてのんびりした時間が、20時だった。
これから21日間は20時にルナベルを服用することになる。
1錠、服用した。
貴子がもらったルナベルはピルである。
ピルには色々な種類がある。
厚労省が治療として医療保険を使って良いと認可した薬を、保険適用のある薬、と言うが、ピルには、保険適用があるものとないものがある。
ルナベルは、日本新薬と富士薬品工業が販売している、子宮内膜症に使われる保険適用のあるピルの1つだ。
卵胞ホルモンの量が0.05mg以下のいわゆる低用量ピルである。
エチリニルエストラジオール(卵胞ホルモン)0.035mgとノルエチステロン(黄体ホルモン)1mgが配合されている。
患者用パッケージに入っていて、飲み忘れがないように横7、縦3に並んでいた。
上段には曜日が記入できるようになっていた。
なるほど。
これなら、飲み忘れに気づきやすい。
裏を見ると、QRコードがあった。
読み込むと、服用時間を教えてくれるらしい。
さっそく、携帯で読み込んでみた。
ニックネームや、服用時間を登録した。
その日は、せっかく来たんだから、と、都心を歩き回って、夕方に帰宅した。




