表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/73

ピル開始

結局、その日は、出血らしい出血もないので、ピルの服用は見送った。


もともと、貴子が処方されたルナベルは生理開始1~5日に服用する薬である。

もし今日が生理初日だとしても見送っても問題はない。


翌日。

今日は土曜日である。

仕事を終えたら、直接出かける予定にしていた。

子宮内膜症の患者の会に参加してみようと思っていたのだ。

帰宅が遅くなりそうだし、せっかく新幹線で都心に行くので遊んでこようと思い、ホテルを予約していた。


その後、出血はない。

でも、たぶんこの後出血が始まるだろう。

ピル服用開始がホテルなんて、私らしい。

貴子は苦笑した。


仕事を終え、患者の会に向かう。

患者の会は、不安を抱えた人が相談に行って先輩に背中を押してもらう会のようで、貴子には不向きのようだった。

貴子は必要な情報さえ得られれば、自己決定して、病院とそれなりに対等に渡り合えることができる。

せっかく病気になったんだから、もっと勉強したい。子宮内膜症のことを知りたい。

そう思っていた貴子は、ちょっとガッカリした。


でも、久しぶりに都心に出てきた甲斐はあった。

ちょうど冬物バーゲンをやっていたので、冬物が安い。

ついつい、買い込んでしまった。


ホテルにチェックインして、トイレに入ると、ナプキンに血がついていた。

鮮血ではなく、古い血だった。

えーっと。出血が始まったら、の、出血って、どういう出血なんだろう?

飲んでいいのかな。

迷う。


でも、出血は出血だ。

鮮血が出たら、とは言われなかったし、書いてもない。

よし、飲んじゃお。


ピルを飲み始めることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ