表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/73

退院後はじめての診察

翌日の木曜日は、元々午前中のみ仕事の日だった。

違和感はだいたい取れたので、出勤した。

入院中にお腹の中は引っ張って縫ってあるのでその痛みが出るかも、と言われていたし、今ジタバタしても仕方ない。

午後は診察だ。

仕事を終え、昼食を自宅でとり、病院に向かった。


普段なら、貴子の嫌いな内診があるときは、スカートを履いて行くことにしていたが、違和感もあるしスカートの気分ではなかった。

やはり、スカートはお腹が冷える。

スカートの方がもたつかないのだが。

自分の健康の方が大事である。

パンツスタイルで行くことにした。


婦人科に向かうと、すいていた。

2人しか待っている人がいない。

えー。

待ち時間に、今までの経過をノートに書いて提出しようと思っていたので、焦る。

慌ててノートに走り書きして受付に出し、トイレに行った。

内診があるときは、膀胱は殻にしてある方がいいらしい。


トイレから帰ると、貴子の番になっていた。

ひえー。

心の準備が。

内心困惑しつつ、笑顔で愛子先生に挨拶する。

手術してもらった先生なので、今まで以上に信頼感がある。


内診を受けつつ、次の生理がいつ頃きそうか聞いてみた。

「今、生理の準備をしているので、今月末くらいですね。遅くても2月初めにはきますよ」

「そうですか」

貴子としては、一刻も早くピルを飲んで再発予防をしたかった。

身支度を整え、愛子先生の前に座る。

「順調に回復してますよ。傷口も開くことはありません。仕事は少しずつ時間を増やしていって下さい。検査結果も良性でした」

そう言えば、検査結果聞くんだった。

まず良性だろうと思っていたので、ほとんど忘れていた。

「今日は薬は処方しません。ピルが飲めることを確認してから出します。飲めたら、次は3か月分くらい出しますから」

もっともな判断だ。

ピルは副作用で飲めなくなる人がたまにいる。

薬の副作用など、飲んでみないとわからない。

貴子は同意して、次の診察日の相談をして、会計を済ませた。

210円。。。

内診と診察だけだと、再診料のみで、210円になるらしい。

こんな安くていいのかしら。

もっととってくれていいのに。

市立病院は経営がうまくいっておらず赤字と聞いたことがある。

この病院がなくなってしまったら、困るのは貴子達、近隣の住民だ。

制度だろうから、仕方ないが、個人経営のクリニックだともっととられる。

この地域では最先端の医療を施してくれた市立病院と、放っておけと貴子に言った個人病院。

払った額の違いに、納得がいかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ