仕事始め
その日は、いつもの時間に起床した。
明日からは午前中も仕事だ。
遅刻するわけにはいかない。
体を慣らしておかないと。
朝食を済ませ、やることもないので1時間ほど寝た。
体力温存である。
だるさが続いていた。
こんなんで、仕事できるのかな。。。
ちょっと不安になった。
昼食を済ませ、いざ、出勤である。
帰りは遅くなるので、車で行くことにした。
車の運転も久しぶりだ。
…入院前日が最後だから…19日ぶり、だろうか。
「こんにちはー」
薬局のドアを開ける。
奥にいた大塚が振り返る。
「こんにちは~。調子はどうですか?」
「いいよ~。たぶん。って動いてみないとわかんないけどね」
「ですよねー」
身支度をして、いなかった間のことを簡単に聞く。
特に大きな変化はなかったようだ。
しばらくして、酒井も入ってきた。
挨拶を交わし、仕事を始める。
久しぶりだったが、体は動いた。
体は覚えているもんだなー。
しばらくすると、大塚と酒井が何かを持ってきた。
ん?
…花束とケーキが入っているらしいルタオの袋。
「えー。…そんなぁ…」
困惑。
だけど、嬉しい。
手術が決まったときに、「お花とかお菓子とか、いいですから」と、言っておいたのであるが。
そういうものはないと思って、休ませてもらったお詫びにマンゴーを1個ずつ買ってきていただけだった。
うーん。どうしよう。
とりあえず、有難く受け取る。
どちらも高そうだった。
正月明け初日の午後ということもあって、患者の数は多くはなかった。
患者対応も普通にこなせ、体力も問題ないようだった。




