いざ、入院
入院前日の様子です。
病院に着いたのは、13時過ぎだった。
タクシー代は2400円。
5000円以上は行くだろうと思っていたので、安くて助かった。
総合受付内の受付に行くと、中央案内に行くように言われた。
総合受付に母と荷物を残し、前回渡されて記入済みの入院申込書などの書類を持ってすぐ近くの中央案内に1人で行った。
受付には職員が1人しかおらず、別の患者の対応中であった。
仕方がないよね、待つしか…。
対応中の患者は高齢男性だったため、話の進行が遅い。
ようやく貴子の番になる頃には、後ろに2人ついていた。
後ろにつかれるとゆっくり話しできないのよね。。。
でも、聞くことは聞かないと。
実は、昼食を食べて良いのか確認していなかったのだ。
病棟に電話してもらい、昼食は食べて良いとのことだった。
提出書類を確認してもらい、入院病棟の行き方を教えてもらい、受付を後にした。
入院する病棟は、小児科病棟だった。
婦人科病棟はいっぱいだったらしい。
事前に話は聞いていたので、驚きはしなかった。
食堂で昼食をとるため、少し時間をおいて病棟に行く旨病棟に伝えてくれるという。
手術前、最後の食事になるかもしれないから、いっぱい食べようっと。
母を迎えに行き、一緒に食堂に向かう。
迷うことなく食券を買った。
蕎麦と鳥飯セット、と決めてあった。
夕飯食べられるかわかんないし、いっぱい食べておこうっと。
考えてみれば、夕飯出るのかさっき聞けば良かった。。。
ま。
これから忙しいだろうから。
しっかり食べておこう。
昼食を食べ、小児科病棟に向かう。
7階の東側。
西側が婦人科病棟で、東側が小児科病棟らしい。
小児科病棟のナースステーションに着き、受付で名前を言う。
すんなり病室に案内されると思ったが、署名した書類を全て提出するように言われた。
…先に荷物置きたいのにぃ。
それなりに荷物は重い。
仕方ないので、床に置く。
署名した書類は3枚ほどあった。
本人が署名すれば家族の署名は要らないと説明されていたので、母親に署名を頼んでなかったが、受付女性は母親に署名するよう求めた。
あれ。
私成人だしぃ。要らないじゃん。。。
まぁ抵抗することでもないし、と言われるがままにした。
母親もとりあえず、という感じで署名する。
署名した文面は全く読んでいなかった。
オイオイ…。
ま。そんなもんよね。。。
書類の確認が終わると、病室に案内された。
一番端の東南の部屋、ベットは東北、廊下側だった。
ラッキー。廊下側っ。
紫外線を浴びたくないので廊下側がいいな、と思っていた。
手術後、日焼け止めが塗れる環境にある可能性は低い。
365日日焼け止めを塗る貴子には、すっぴんで直射日光に当たるなんてまっぴらごめんだった。
荷物を整理しようとしていると、看護師が来た。
今日の担当だそうだ。
入院に至るまでの経緯、緊急連絡先、アレルギーの有無、現在治療中の疾患の有無、服薬中の薬の有無、等確認された。
緊急連絡先は、2ヵ所と言われ困ったが、アメリカ留学中の兄の携帯番号で勘弁してもらった。
これからお一人様になろうとしている貴子にとっては、不安材料だった。
母がいなくなったら、緊急連絡先なんてなくなるかも。
体温、血圧を測定される。正常だった。
尿、便の回数をカウントすると言われ、記入する表の説明を受けた。
他の看護師が来て、主治医が手術の説明に呼んでいると伝えに来た。
担当看護師は、まだ途中なのに、という残念そうな顔をしたが、先に行って来るように貴子に言った。
母親と共に伝えに来た看護師に案内されて、談話室に向かう。
部屋に入ってどこに座ろうか迷っていると、主治医の愛子先生が入ってきた。
愛子先生に指示され、先生はパソコンの近くに、正面に貴子、その横に母親が座った。
愛子先生は、貴子にしたのと同じ手術の説明を母親にした。
手術は2番目でだいたい10時半くらいからだが、1番目の患者次第で時間が変わるという。
母親は10時までに来るように言われていた。
あとで診察をするとのことだった。
説明が終わり病室に戻り、荷物の整理をしていると、担当看護師がやってきた。
シャワーについて尋ねてみる。
「自宅で入ってこなかったんですか?」
驚いたように言う。
「職場からタクシーで直行して来たので」
相手は貴子の情報は何も持っていないようだ。
仕事して来たなど、知る由もない。
担当看護師は、シャワーの予約を見に行き、ちょうど空いているから入ってくるように言った。
シャワーから戻ると、母は座っていて、ラキソベロンが置いてあった。
腸刺激性の便秘薬である。
うー。
やっぱり、ですか。
最近便秘気味で酸化マグネシウムという便秘薬を服用していることは、主治医には伝えてあった。
はぁ。
ラキソベロンとにらめっこしていると、担当看護師が戻ってきた。
「やっぱり出ちゃいました。あとで15滴、飲んで下さい」
「…はい。15滴ですかぁ…。仕方ないですね」
腸刺激性の下剤は飲んだことがない。
お腹が痛くなるような気がして、飲まないようにしていた。
はじめてなので、少量から開始したいが。
貴子独自の便秘解消法はあるのだが、入院したら主治医の指示に従うべきだろう。
仕方がない。
持ってきたコップに水を3分の1ほど入れ、15滴数えて垂らす。
軽く振って混ぜて、少しずつ飲んだ。
飲み干したところで、診察に呼ばれた。
診察は婦人科病棟で行うと言う。
西病棟に向かう。
診察室前の椅子に座って待つように言われ、ボーっと座っていた。
10分以上待たされた。
ダウンコートを着て来て良かった。
お風呂上りなので冷えてしまう。
ようやく、愛子先生が来て、エコー検査をされた。
貴子の苦手な診察だったが、ここまで来たら仕方がない。
MRIの検査をしたときと同じ大きさで、嚢腫は存在していた。
もしかしたら小さくなっているかも、と淡い期待をしていたが、現実は甘くなかった。
診察から戻り、母親から買ってくるよう頼んでおいたショーツとパットを受け取り、荷物の整理を終えた。
「じゃぁ明日ね~」
母を送り出すと、暇になった。




