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第十話「王子の純愛と、はじまりの勇者」そのご

『戒めの魔女』を封印するために、魔王チーマとのいざこざの末に『聖剣ブレイブ』を手に入れたユウキたち一行。今までついてきてくれていたワイルド・バロン(レド)とミートパティをラドルーム王国に護衛として置いていくことに決め、一行はすぐさまイカナッペ村の漁港に向かい、ラドルーム王が用意した高速魔道船に乗りこみ、魔女が封印された『アイスエッジ神殿』があるという北の大陸『ブレイド大陸』を目指すのであった―――。

「戒めの魔女、はじまりの勇者、か……」

 ユウキ達一行は、『戒めの魔女』として復活しようとするはじまりの魔法少女を封印するため、イカナッペ漁港から高速魔道船で北の『グランド蒼海』に出航し、北の果ての大陸『ブレイド大陸』にある『アイスエッジ神殿』を目指していた。



「それにしても、高速魔道船を用意してもらえたのは正直助かったわね」

 ヒメコが、甲板から北の海を見ながら言った。

 ラドルーム王が用意してくれたこの『高速魔道船』は、魔道バスに使われているものと同じ魔法石を利用して、魔力で得た推進力で海上を高速で移動する約20トンの船舶だ。帆船や手漕ぎの船と比べると、ユウキたちが元いた世界の技術にも引けを取らないほどの高速で海上を航行できる優れものだ。



「ええ、元々の予定では『ガンボイ』で移動する予定だったけど……」

『合理的判断です。ガンボイで飛行できる航行速度は最大で『約22ノット』、大して高速魔道船は倍近い『約44ノット』での移動が可能です。『全機合体フリーダムガンボイ』で移動する方法も可能ですが、移動速度は『約48ノット』とはいえ同時に衝撃も大きく消費魔力も大きいため、体力を温存し肉体的損傷を抑えることができる高速魔道船での移動を推奨します』

 舵を握りながら船を操縦するアイルの言葉に、アイルの頭に装着されている全知の兜『メタ』が言った。

『うむ、兄者が言うなら間違いない、間違いない、間違いない……』

 自由の鎧『ガンボイ』も、納得したように頷いている。


『ええ、私たちもそう思います。手段は問いませんので、とにかく急いで『ブレイド大陸』に急行してください』

 女神ゼウが、全員の頭の中にメッセージを送った。



「ところで、ちょっと今関係ないかもだけど……」

 すると、アマネが言った。

「さっき言ってた『のっと』って、なに???」

 目を(てん)にしてアマネが首をかしげて言った。


「あ、あのなぁ……」

 ユウキが呆れながら言った。


「なによ? 答えられないの?」

「え、ええと……これは、年長者の私たちでも説明するのが難しいかもしれないわね……」

 アイルがやれやれといった様子で言った。

「こ、こたえられるさ! え、ええと確か……」

 ユウキが、無理に考えて答えようとする。

『ノット (knot 記号: kn, kt)は、速さの単位で、船舶や航空機の速度をあらわす単位です。1ノットは時速1海里=1.852km/hで計算され、「1時間に1852メートルの速さ」で移動する速度を……』

「ちょ、ちょっと!」

 代わりに説明を始めた全知の兜『メタ』の声を、ユウキは慌てて止めた。


「ぷぷっ、ユウキにはまだ早かったかしらね?」

 アマネがくすくすと笑う。

「あ、アマネちゃんだってわかんなかっただろ!?」

「べ、別にあたしはいいでしょ! 今は勉強してるばあいじゃないし!」

「じゃあ聞くなよ! アマネちゃんどうせ数学の成績悪かったんだろ!?」

「しつれーねっ! そこまで言うならさっきの計算、やってみなさいよ! ヘイメタ! ノットを使った数学の問題を出して!」

 すると、アマネの声に反応して、メタのバイザー部分がピロピロと点滅し始める。

『はい、ではいくつか問題を出題します。第一問。15海里の航路を、午前10時に出発して30ノットで航行したとすると,到着時刻は何時何分に……』

「オイオイやめろやめろ!!! 僕に解けるわけないってそんなの!」

 ユウキとアマネは、いつものようにやいやい喧嘩を始めた。



「ハイハイ、ま~たいつもの痴話げんか、だネ」

「まったく……今から魔王よりもヤバいのと戦おうって時に、呑気なんだから……」

 ミクルとヒメコがやれやれとため息をついた。


「まあ、でも緊張でガチガチ……というよりはいいかもしれないわね。皆? クイズで遊んでいる時間はないわよ。 もう間もなく『ブレイド大陸』に着くわ」

 舵を握るアイルがそう言うと、北の水平線に島が見え始めた。

「!」

「食事がまだなら、急いで間食を食べておきなさい。しばらくは……戦い詰めになるかもしれないわ」

 ユウキとアマネは、顔を見合わせると急いでガンボイから缶詰を取り出して口にかきこむ。

 5人は気を引き締めて、ブレイド大陸に上陸する準備を進めるのであった―――。





「ここが、ブレイド大陸……」

 ブレイド大陸は、まるで北極のように極寒の土地だった。視界を覆うような猛吹雪が吹き荒れ、辺りは人の身体が埋まるほどの大雪が地面に降り積もっていた。船を停泊させる港には、ほとんど人気(ひとけ)はない。


「さっむ! 凍え死ぬわよこんなところ!」

 ヒメコが、ブルブルと身体を振るわせて鼻水を垂らす。


「さすが極寒の土地、聞いていたけど極端に冷えるわね……皆!『ファトクリ』の呪文で耐寒コートと防寒装備は作ったわね? それと、身体を温める『ホッカ』の呪文を忘れずにね!」

 アイルが言った。


「へぇ、そんな呪文があるのか……」

「さ、ささ寒っ……! 急いではやく習得しましょう!」

 ユウキとアマネは、かじかむ手で急いでスキルパネルを操作する。

ユウキ▼ SP:4を使用して『ホッカ』をを取得しました!

アマネ▼ SP:4を使用して『ホッカ』をを取得しました!


「ホッカ!」

 ユウキたちは、『ホッカ』の呪文を唱えると、身体が芯からポカポカ温まりはじめた。


「おっ、ほんとだあったかい……!」

「はぁ~……これがあるなら、コートはちょっと暑いくらいね」

「ええ。でも呪文が切れて低体温症になったら、命にかかわるわ。コートは戦闘時以外は脱いだらダメよ」

 ユウキとアマネに、アイルは真剣に言った。


「……アイル、メガネ凍ってない?」

 ミクルは言った。

「…………」

 アイルは無言で指の先でチョン、とメガネに触ると、凍っていたメガネからポタポタと水滴が落ちて、すぐに乾いていく。

「さあ、いくわよ」

 何事もなかったかのように無視して先に進もうとするアイルに、思わずミクルが口を押えた。

「ちょっ……真面目な戦いの前に笑わせないでよ!」

「アンタたち! 時間ないのよわかってんの!? 急ぎなさい!」

 もこもこのクマさんのフードを被ったヒメコが、キレ気味に言った。ちょっと若干鼻が赤い。


「……『アレギル(アレルギーや風邪を治療する魔法)』も使っておく?」

 ミクルが言った。

「余計なお世話よキンピカ! 心頭滅却(しんとうめっきゃく)すれば寒さも……なんとやらよ!」

『正式なことわざとしては『心頭(しんとう)滅却(めっきゃく)すれば()(すず)し』です。日本国のことわざで、語源は杜荀鶴(とじゅんかく)の漢詩『夏日題(かじつだい)悟空上人院詩ごくうしょうにんいんし』に書かれている「安禅(あんぜん)必ずしも山水(さんすい)(もち)いず、心中(しんちゅう)(めっ)()れば(みずか)(すず)し」と……』

 アイルの頭に載っている『メタ』がまた解説を始める。


「あああアンタもいちいちうるさいわね! 今はそういうの……」

「と・に・か・く! 急いで!」

 アイルが思わず怒鳴ると、慌ててヒメコたちは列を作ってアイルについていくのであった。





挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


「フレイミング~~~!!!」

「バーニングボムズ~~~~~!!!!」

 アマネとヒメコは、二人同時に放った強力な火炎の呪文で道をふさぐ大雪を溶かしながら先に進んでいく。


「それにしても……すごい雪ね」

 アイルが言った。あたりの猛吹雪は強くなる一方で、溶かしたそばから積もっていく。

「打っても打っても、キリがないったらないわね! ……ハ―ッ、汗かいてきたわ」

 ヒメコは、ハァハァと白い息を吐く。


「ヒメコちゃん! 交代しようか? 炎の呪文なら、僕も得意だし……」

 ユウキは、ヒメコに魔法で温めたお湯が入った銀のスキットルを渡した。


「はぁ、ありがと……もう少ししたら代わりなさい」

 ヒメコは、スキットルを受け取ると中のお湯をぐびっと一口飲む。

「みんな! 神殿に入る前に、神殿がある山のふもとの『コズモ村』の人たちの様子を確認するわ! 休んでいく時間はないけど、村人に異常がないか確認するわよ」

 アイルが、雪で埋もれた木の看板の雪を払いながら言った。アイルが言うには、『コズモ村』はブレイド大陸に唯一存在する人が住む集落だ。人は少ないが、神殿を守護するための人々の祖先と呼ばれる人が、神々を信仰しながら漁業などでグランド大陸の人々と交易して暮らしている。


「こ、こんな雪がすごいところに人って住んでるんだね~……」

 思わずユウキは言った。

「あんまり寒すぎて、可哀想だよネ! じゃあ、僕のアツアツサマーソングで皆をあっためて……!」

「はいはい、平和になったら……でしょ?」

 ヒメコがツッコんだ。



「……おお! 勇者様! お待ちしていましたぞ……!」

 村に到着すると、白熊の毛皮のコートに身を包み、両の鼻の穴から顔よりも長い氷柱(つらら)を生やした白髪の老人が出迎えてくれた。

「村の長『サモニケハ』と申します。ようやく、神に我々の祈りが……」

「長老。申し訳ありませんが時間がありませんので。村の様子を、簡潔にお教えくださいませんか?」

「お、おおわかりました……村はひどいものです」

 アイルがそう言うと、長老は説明を始めた。


「先日……地響きのような音が、『アイスエッジ神殿』の方から聞こえてきたのです。様子を見に行った者は驚きました。淡い赤色の光がぼんやり神殿の奥から光り、点滅しているではありませんか! これは、村に代々伝わる『戒めの魔女』復活の予言の一節にあった通りの出来事……! 村民は皆おびえ、我先にと村を出て大陸を出港するものまで現れました。しかし、船の数にも限りがあり、残されたものを全て運ぶには大陸の支援を受けて大型船を用意してもらうしかありません……! 点滅の光は日に日に早まり、もはや魔女はいつ復活してもおかしくありません。どうか勇者様、魔女の封印をお願いします……!」

 長老はアイルの手を握りながら涙を流す。ぽたぽたと流した涙が、瞬時に凍り付いてまた氷柱(つらら)を作っていく。

「そうか……だったら、僕たちがすぐにアイツを封印しなくちゃだな!」

「ええ! あたしたちに任せておきなさい!」

 ユウキとアマネが言った。


「でも……万が一、ということはあるわ。できれば、避難の用意をしてもらったほうがいいかもしれないわね」

 アイルが言った。

「しかし……大型船での移動は最低でも2日はかかります。先に大陸に渡った者がラドルーム王国に支援を要請しても、実際に船を出して船が島に着くまでに、何日かかることか……」

 長老が眉間にしわを寄せて言った。


「あっ! だったらボクたちが乗ってきた高速魔道船で……」

「バカ、あの船どう詰めたって15人乗るのが精一杯よ」

 ミクルの意見に、ヒメコが言った。


「ううむ、現在村に残っている村人は56人はいます。子供も老人も沢山おります。小さな船ではとても航海には……」

 と、長老が言った時だった。

「……あっ! だったらガンボイを使えばいいじゃない!」

 アマネが言った。


「そうか! ガンボイなら、空間を自在に広くできるから、大人数でも大丈夫だと思う!」

『ウム、100人乗っても、問題ない、問題ない、問題ない……!』

 ユウキの言葉に、ガンボイは頷いた。


「でも……それなら私たちが完全に撤退できなければ、ガンボイに村人たちを載せて海を移動するのは不可能よ」

 アイルが言った。

「そうだね……とはいえ、封印に成功すれば村人の皆さんが避難する必要もないはずだし」

 ユウキが言った。


「……長老。あくまで、万が一に備えてですが。実は、かくかくしかじかこういう手段がありまして……したがって、私たちが神殿に向かったら、すぐに港に村人の皆さんを避難させてください。もし、封印に失敗すれば、すぐに撤退と同時に避難船を用意し皆さんをイカナッペ漁港まで送り届けます。封印に成功すれば、そのまま村に戻っていただけるかと」

「うむ……流石は勇者様じゃ。神器の力で我らコズモの民をそこまで気遣ってくださるとは……わかりました。すぐに避難の準備を進めましょう。くれぐれも、くれぐれもよろしくお頼み申しあげます……えっくし!!!」

 長老がくしゃみをすると、また鼻水が長い長い氷柱(つらら)になった。


(あの氷柱(つらら)……ツッコんだほうがいいんだろうか?)

(しっ! 話を余計ややこしくするだけよ)

 小声で喋るユウキに、ヒメコが小声で注意した。


「ええ、こちらこそよろしくお願いします……! さあ皆! 時間がないわ! 早く行きましょう!」

「了解!」

「ラジャー!」

 アイルの号令でユウキたちは立ち上がると、改めて長老に頭を下げて、そのまま(きびす)を返して大急ぎで神殿のほうへ走って行った。




 そして、炎の呪文で道をふさぐ大雪を溶かしながら、ユウキ達は神殿がある雪山の中腹に位置する祭壇の台地を目指してひたすら山を登った。途中で、スノーマン(雪だるまに悪霊が宿った魔物)やエビルイエティ(雪猿の魔物)の群れに襲われたりもしたが、ユウキ達はなんなく立ちふさがる魔物たちも倒して、ずんずん雪道を進んでいく。


▼ ユウキはLV:53にレベルアップしました! ステイタスが上昇しました! SPを獲得しました!

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▼ ヒメコはLV:54にレベルアップしました! ステイタスが上昇しました! SPを獲得しました!



 そして、ユウキたち一行は1時間半かけて、ようやく『アイスエッジ神殿』がある祭壇の台地にたどり着いた。

「あれが……アイスエッジ神殿」

 アイスエッジ神殿は、びか、びか、びかと、0.8秒ごとに赤い光の強弱を繰り返して点滅している。


「うわ~……いかにも何か復活してきそう、ってカンジ!」

 思わずミクルが言った。

「縁起でもないこと言うんじゃないわよバカ!」

 ヒメコがミクルの頭をひっぱたいた。

「痛いっ! ヒメコの手凍ってるぅ!」

「アンタの頭が凍ってんのよ!」

「……とにかく、神殿の中に……」

 と、ユウキが言おうとした瞬間だった。




 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!


 すると、突然地面が大きく揺れ出した!





「きゃあっ!? 地震!?」

「ひっ?!」

 顔を真っ青にしたヒメコが、アマネに抱き着いた。


「ひーちゃん! だいじょうぶ!?」

「みんな! 気を付けて! 雪崩がくるかもしれないわ!」

「アマネちゃん!」

 ユウキは、アマネにアイコンタクトを取ると、アマネはすぐに(うなづ)いて、即座に空いている左手をユウキに差し出した。


 ユウキは、アマネの左手を握ると、ユウキとアマネは同時に息を吸った。



「「『セイント・シャイニングバリアー』!!!!!」」


挿絵(By みてみん)


 聖なる光のバリアーは、ユウキたち5人の周りを包み込んだ! それとほぼ同時に、台地に向かって隣の山から大雪の塊が押し寄せてきた!


「あぶない!」

 光のバリアーに大雪が大きくぶつかって、強い衝撃がユウキたちを襲う!



「う、ううう……!」

「あーちゃんっ、あーちゃん……!」

 アマネは、バリアーを張りつつも、怯えるヒメコを抱きしめる右腕の力を込めた。


「だい、じょうぶ……!」

 アマネは言った。

「僕たちは……負けない! はあああああ!!!」

 ユウキの右手と、アマネの左手でお互いにぎゅうぅぅ……!と手に力を込めると、バリアーに受ける振動が小さくなっていく。


「うおおおおおおおお!!!!」

「はああああああ!!!!」




 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!




 ゴゴゴゴ……!!




 ゴゴ……!




 ………………。……。


 

 やがて雪崩の勢いは収まり、それとほぼ同時に地震の揺れも収まった。




「ふう……雪崩も地震も、何とかおさまったみたいね」

 アイルがそう言うと、二人はほっとして手を放し、光のバリアーが消えていった。


「ヒメコ、大丈夫かい……?」

 うずくまるヒメコに、おろおろしながらミクルが声をかけた。


「……はぁ、慣れないわね。地震は」

 ヒメコは、空元気でわざとニヤっと笑ってみせた。

「ひーちゃん、よく頑張ったわね」

 アマネは、ヒメコの背中を優しくさすると、ぎゅっとヒメコを抱きしめて頭を撫でた。

「……ありがと。落ち着いたわ。……それより、マズイわよ」

 ヒメコは、ふうと一息つくとすぐに後ろを指を指した。すると、さっきよりも神殿の光の点滅が、バクバクバクバクバクバクと、超高速で早くなっている。


「ええ、本格的にもう猶予はなさそうね……皆! 準備はいい!?」

 アイルがそう言うと、4人はすぐに頷いて立ち上がった。


挿絵(By みてみん)



「「「「「行くぞ!!! 《五つの(フィフス)奇跡の魔法少女(マジックヒロイン)》!!!」」」」」

 5人の魔法少女(ゆうしゃ)たちは、急いで神殿の中に突入していくのであった―――!



~そのろく へ続く!~

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