表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖魔神  作者: にゃん旅
逆襲のミッドナイト
2/6

1話

皆さんこにちは 2週間に一度は必ず更新しますのでこれからも宜しくお願いします

 背中から突風のごとく近づく熱気を感じた

反射的に後ろ見たがもう手遅れだった

眼前に迫るトラック

嘲笑うようにゆっくりと近付く

死ぬ覚悟なんてできていない


周りから悲鳴が聞こえてきた

青い空が見える

遠くに入道雲が楽しそうに浮かんでいる

綺麗だな~

関係ないことを考えてしまう

頭がめっちゃ熱い、何も考えられない

もう眠い…


起きなきゃいけないのに どうして 

父が失踪してから早6年

母の実家の村で面識が無い祖父と一緒に暮らした地獄の6年間

未だ会話一つ成立してない

そして黒との出会い

早送りで流れていく…

これが噂の走馬灯か、 

 

諦めるな 

まだ東京を見て回ってないじゃん 

ここで死ぬわけにはいかない

起きるんだ"悠人"気合を…



赤ちゃんの泣き声うるさいな!

おい!親 

しっかりし付けておけよ!

目が覚めてしまったではないか!


とても気持がちよい所にいた気がする

ま、いいや

早く顔洗おう

あれ?目が見えない

まるで靄がかっかているようだ

とにかく、体を起こそう

このままで行けない気がする

記憶が渦巻いてきた、自分が悠人だった時の記憶が

とても大切なことを忘れている気がする


周りがうるさいな 

しかし目が見えないと不便だ

抱き上げられた気がする

というか俺、トラックにはねられたんだよね!

あの時、黒も一緒だったんだよね

大丈夫かな黒?

ま、でも普通に生きてるでしょう  


俺も生きていっるす イエーイ!

「バブうー ボブ― ヴぇぶうー」


ここはどこかの病院かな?

「ボボボーボ・ボーボボヴうー」


嬉しくて叫んでしまった

そのせいで落ちそうになった

誰だよいきなり叫ぶ馬鹿は 


はい!俺です


うぬ?

俺、今抱き上げられているのか?

167.8㎝の俺が?


疑問が渦巻いてくる

自分の声に合わせて泣く赤ちゃん

身長167,8㎝の男を苦も無く持ち上げる人


今だったら何でもできる気がした


わずかに残る厨二心をなめずり回す

遂に叫んでしまった


 スキル発動 空気中の魔力を感知 観測する スキル 命名“魔力感知”

「バビュうー バ、バババッバユう、バッバユう バビュうー ヴぇバ ヴぇヴぇバァー」


なんってね 

やぱり結構恥ずかしい

さぁ 何が起きる 


スキルの発動を確認

「ぱっぱぴゅうぅー」

腹の中が空っぽなっているような

うぅぅっ 脱力感が半端ない

 そこで俺は気絶してしまったようだ



目が覚めた

見慣れない天井が頭上を展開している

病院ではない

中世の家に来たみたいだ


あれ?

目が見える‥‥


「っっっ!」


 息を吞んでしまった

あれ?人間は普通360度全方位見えたっけ?


そうだよね!

見えるよね


 アハハ!


 乾いた笑い声しか出なかった

でも、ここは確実に病院ではないね!

そうするとここは世界が違うのかもしれない

窓からは弱い太陽の光が差し込んでくる


よし!

気を落としても意味がないね

まず自分の体を確認しょう


 ふむふむ! むふむふ!


まず 自分は赤ん坊である さっきの泣き声自分だったていうことか~ 恥ずかしい

種族は?人間か、

多分人間だ

性別は‥‥


唐突にノックが入った


「お嬢様 体調はいかがでしょうか?・・・まだ駄目よね はぁ~ これで3日目か」


メイド服を着た女の人が俺の顔を覗き込んできた


あらー綺麗…なぜだろうか言葉がわかる


飛来する波長から意思を読み取っているようだ。自分のことを客観的に見るのは小学生の時からの癖だ

あ! 腕を動かせれた


「お嬢様 お目覚めになられていたのですね!」


メイド服を着た女の人の曇った顔が明るく輝いた


お~女神さまが降臨された


廊下に無数の足音が聞こえてきた

背中を冷たい汗が滴る


 敵襲だ!!


一瞬でわかる

窓から突風が入り俺の頬を撫でまわし、髪が巻き上がった。

まるで大気も高揚しているようだ

手に冷や汗を握る


戸が破られた

相手は大型のオーガ‼

とても興奮しているようだ


相手と対峙できる武器はないか!

ベビールームにそのようなものはない


突撃してきた

私しか狙っていない!

1番弱そうだからか?


避けなくては


っっぅ!

体をまともに動かれない


チッ


ここで死ぬのか

短い人生だったな~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ