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異世界人が来ました

 大家さんに報告して俺は部屋に戻った。


 ライズは既に起きていたみたいでベッドの上を歩き回っている。


「翼があるから飛べるんだろうけど・・・・・・、流石に室内じゃあ狭いだろうし・・・・・・。」


 外には出したいが流石に公に出すのはマズイ。騒がれたら大変だからな。


「ノブに相談してみるか・・・・・・、ん?」


 俺は目がおかしくなったのか、と思った。


 何も無い筈の壁がぐにゃりと歪んでいる様に見えた。


 するといきなり手が出てきた。


「ひっ!?」


 思わず小さな悲鳴をあげ一歩後ろに引いた。


 徐々に空間からその姿が見えた。


 全身真っ白の、何かの伝統的な衣装を来た、身長は150センチぐらいの小柄な人物が現れた。


 顔はフードで全く見えない。


「えっと・・・・・・、ひょっとしてライズの世話を手伝ってくれる方ですか?」


 リアクションが無し。


 ずっと俯いていて、一言も発しない。


 凄い気まずい空気が流れている。


「と、とりあえず何か飲み物を『すいませんでしたぁっ!!』うおっ!?」


 いきなり大声を出されて俺は驚きの声をあげた。


「ケェッ!?」


 ライズも驚いたみたいだ。


「私のミスで余所の世界の方にご迷惑をかけてしまい・・・・・・、本当にごめんなさいっ!!」


「いやいや、別に迷惑なんて思ってないから、とりあえず落ち着こうか。」


 そう言って俺は近づいてその人物を座らせた。


「は、はい・・・・・・。あっ、私『メニア』と言います。」


「田所信也だ。信也て呼んでくれれば良いから。」


「シンヤさんですね、まずは『神獣』様を保護して頂いてありがとうございます。」


 そう言って漸くフードを脱いで顔を見せた。


 ・・・・・・美少女だった。


 水色のショートカットに蒼い目をしている。


 内心ドキッとしたのは内緒にしたい。

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