食事に行こう、としたら
「とりあえず、食事にするか。近くのコンビニで弁当を買ってくるよ。メニアはライズと一緒に留守番していてくれ。」
「は、はいっ!」
俺は靴を履いて玄関を出ようとした時、携帯がなった。
画面を見たらノブの名前だったので出た。
「もしもし? 何か用か?」
『今、近くに来てるからちょっと食事に行かないか? 実は上司にライズの事を報告したら会いたいて、言ってるんだよ。』
「ちょうど今から弁当を買いに行く所だったんだ。それに俺も言わなきゃいけない事が出来たから。」
『わかった、今から行く。』
携帯を切ってメニアの方に向いた。
「予定変更、これから友人が奢ってくれるそうだ。」
「ユウジン? オゴル?」
「ケェケェ?」
メニアとライズは小首を傾げていた。
俺はノブの事を説明した。
「怪しい奴じゃないから安心してくれ。」
「シンヤさんのお友達なら問題ないと思いますけど・・・・・・。」
と、玄関のチャイムがなった。
玄関を開けるといつもの私腹姿ではなくスーツ姿のノブがいた。
「お前のその姿、はじめて見たけど・・・・・・、似合わないな。」
「開口一番それかよっ!? とりあえずライズを連れ出す様に籠を持ってきたから。」
「ありがたい、あ、それと紹介しなきゃいけない奴がいるから。」
俺はメニアを紹介した。
「お前・・・・・・、幼女誘拐は立派な犯罪だぞ?」
「ふざけんなっ!!」
「先にお前が弄ってきたからだろっ!!」
思わずいつもの調子でヘッドロックでもしてやろうか、と思った。
まぁ、いつものやり取りなので問題はない。
メニアはキョトンとしていたが。
とりあえず、俺達はノブが乗ってきた結構大きな車に乗った。