第1ゲームー1 「ゲームはいつも突然に...」
三度目の投稿でウキウキしています。今回からはいよいよ本編です。こんな感じの物語が現実にあったらどうなるんだろうとか考えながら書いています。今二番目に楽しいことがこれです。じゃあ一番目は?何でしょうね。この世に一番は無いんです。だから、二番目なんです。
それは突然やってきた。私はいつも通り学校に登校していたら...そこは異郷の地だった。私はびっくりして学校に入り、クラスへ急いだ。窓には見たこともない生物がウヨウヨと飛び交っている。なのに、廊下は静かで、クラスでも騒めいている気配すらない。皆いつも通り、話していた。
「ねぇねぇ、昨日のドラマ観た?」
「うん、観た観た~。俳優の人めっちゃかっこよかったよね。」
「おい、お前!あいつに告ったんだって!?」
「そんな食いつくことねぇだろw」
「で、それでどうだったんだよ」
...バッカみたい。いつもこんな話題ばっかり。飽きもしないでこんな時まで。私のクラスだけじゃなくて、他のクラスもそんな話題ばっか。あり得ない。でも、竜斗だけは違った。
「なあ、華恋。何か外の様子変じゃないか?」
「やっぱり竜斗もそう思った?でもそれより、皆冷静すぎじゃない?」
そしたら、竜斗が深刻そうに、
「...皆に理由聞いてみたら?」
「...?」
竜斗は私の幼馴染で、皆から距離を置かれている。理由は何となく分かる。うちの高校は私立学校で小中高一貫高校である。偏差値80で、高校入試は九教科で行う。竜斗は入試で満点を取り、今も定期テストで満点を修めている。先生達は問題を難しくしても竜斗がすぐ問題を解いてしまうので、毎日難問を創ってはそれを定期テストの問題にしている。おかげで竜斗以外の二年生徒の点数はだんだん低くなっていく。前回の私の点数は合計486/900。因みにこれで順位は15/175位。私だって頑張っているんだよ。それほど問題が難しいってこと。他の学年が羨ましい。私も高校から入学したんだけど、竜斗とは違ってギリギリで合格だったの。本当に凄いと思うよ。竜斗は無愛想で、しかも頭も良いから皆から嫌われているんだよね。嫌われてるっていうか恐れられてる。そこら辺の大学教授よりは絶対頭良い。だからこそ、自分で聞けないんだと思っていた。
「ねぇ、有栖?」
「ん?何w愛しの竜斗様とはもう話さなくてもいいの?w」
「そういうの止めてよ。」
「は~いはいw」
彼女は冗談気に言った。彼女は時代有栖。有栖も幼馴染で高校からの入学。私と違って余裕で合格。でも、正直言ってこの高校に入学しただけで凄いと思う。そうだよね?
「それよりさ、何で皆こんなに冷静なの?」
「え?どういうこと?」
「いや、だからさ。何か外の様子おかしいじゃん?」
「あ~、そういうことね。皆学校の行事の何かだと思っているのよw」
マジかよ。流石にそれはないでしょ。確かにぶっ飛んだ行事が多かったけど、今空の色もおかしいぞ。一体どうなっているんだろう...
そんなこと話して考えていたら、急に放送が流れ出した。
「は~いどーも!皆さん全員登校したかな?」
「誰~w聞いたことない声だけど。」
「はいそこ、今3年5組の生徒しゃべったよな。今から今の状況を説明をするからしゃべらないでくれるかな?」
「わーったよ。」
因みに私は2年4組だ。
「んっん、えっと邪魔が入りましたけど設明しますね。今貴方達は監禁されています。まあ、正確にはこの夢ヶ谷高校自体を異世界空間へ転送しました。」
学校全体が騒めいた。そりゃそうだ、何せ私達は現在進行形で監禁されているのだから。しかも異世界に。
「は~い皆さん静かにしてください。貴方達は監禁されているのだから、勿論監視もされていますよw」
再度、学校全体が騒めいた。
「もう静かにしt、って無理だよねwまあいいや、これから説明するね。今から君たちにあるゲームをしてもらう。逃げられては困るから転送したんだよね。理解してねw所で君達にはあるものを賭けてゲームをしてもらう。」
私は嫌な予感がした。私も馬鹿じゃない。案の定予想は的中した。
「君たちが今からゲームで賭けてもらうものは...君たち自身の命だ」
また、学校全体が騒めいた...その中で一人竜斗が言った。
竜斗は僕の一番仲の良かった友達の写しで、とても頭がよかったです。羨ましいな~っていつも思っていました。これを書き始めたのもそれが原因かな。今の仲いいですよ。ええ、とても。それではまた次回で。