表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/3

プロローグ 「私が思うに...」

二度目の投稿でわくわくしています。今回は華恋が残した文章の一部分です。楽しんでください!

 私が思うに、このゲームは犯罪者に向けての警告であり、改心してくれ‼というメッセージだと思うんです。あ、申し遅れました。私は城野華恋(きのかれん)と申します。私はこのゲームの経験者としてこの世の中の犯罪者達に伝えたいと思い、この日記を残す決心をしました。私はこのゲームの生き残りになり、犯罪者にもなってしまいました。これは、昔の私に対しての警告でもあるかもしれません。あの日私はどうして私の警告を無視してしまったのだろう...無視していなければこんなことする必要もなかったのに。いや、こうなることは避けられなかったでしょう。今私がこうして書いているのが何よりの証拠です。きっとこの運命はずっと続いていくでしょう。

 さて私が参加したこのゲームで550人以上の仲間が亡くなられました。私はその人たちを助けることが出来ずに、ただゲームに勝つだけで何も出来ませんでした。私も犯罪者で殺人鬼です。今私が生きている意味がまるで分かりません。やはり私はこの世の役には立たないのでしょう。大変苦しいですが、今こそ生を断つ時です。それでは、次...

「華恋!ご飯出来たわよ!」

...ああ、お母さん。今思えば私はいつもお母さんに邪魔されてきたな。でも、これだけは邪魔させない。

「は~い!お母さん今行くよ。」

「何時私は解放されるのかな?」


そんな言葉をこぼした彼女の瞳には綺麗な涙が溢れ出していた。それはまるであのときの彼女のようであった。しかし、もう戻っては来ないだろう。


そう、これはゲームに巻き込まれた一人の少女の話である。

次からはいよいよ本編です。次話も楽しみにしていてください。それではまた...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ