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邪道の敗北

戦闘描写ってむずかすい。

俺は朝まで激しい討論を繰り返し作戦を立てた。全員が納得するまで話し合い、魔道具も沢山もらった。これなら勝てる可能性はあるはずだ。俺は少し仮眠をしギルドへと足を運んだ。するとライラがギルドの前で立って居た。


「洋平様、お待ちしておりました。あの・・・色々とありがとうございました!」

「僕の方こそすいませんでした。またよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。なるべく普段通りに出来るように頑張ります。ではマスターはもう訓練場におりますので一緒に行きましょう」


俺は訓練場の扉を開いた。


「待っていたぞ。洋平」

「逃げなかったことだけは褒めてやるぞセクター!」

「その減らず口を黙らせてやる!バカ息子め!!」

「誰かお前の息子だよ!!!」


ライラはどうやらこの戦いの審判を務めるらしい。何があってもライラの証言があれば大丈夫との事だ。


「準備が出来たらいつでもいいぞ!ん?なんだその石は。まさかそれを投げて戦うつもりじゃないだろうな。」

「そのまさかだよ!!インスタントオン!」


と言って俺は石を投げる。と同時にもらった風のペンダントで風を巻き起こし走り出す。ついでに次の石も準備しておく。


「こんなもん避けるまでも無い!握り潰してやる!ふん!」


掴める位のスピードで投げたんだよ!ここまでは作戦通り。


「なんだこれは。うぉぉぉ~」


投げた石が割れ中から胡椒が出てくる。それを俺が近づいた事で風が舞い。俺とセクターを襲う!俺は事前にゴーグルを準備済みだ。この作戦はステーキの胡椒から発想を得たのだ。セクターが身をよじってわめいているので隙を逃さず次の石を顔面に投げつける。


「こしゃくな事をしよって!ぶあっ!!今度はなんだ!」


黒い液体がセクターにかかる。これはガマの油と言ってランプとかに使われる液体だ。つまりこれは燃える。


「ガマの油だよ!!インスタントオンパンチ!


俺は火のペンダントを使い、火を出してセクターを燃やす。ついでに渾身の一撃を顔面に食らわす。セクターの体が壁まで吹き飛ぶ。セクターは体を燃やしながらゴロゴロと転がっている。これで勝てればいいんだが。ライラが心配そうに見ている。


「ぐあっ!ウォーターボール!」


セクターが水の玉を頭上に発生させ、火を消す。てか水も使えんのかよ。火と水と土か、チートじゃねぇか!


「死んだらどうすんだよ!」

「そしたら俺は晴れてBランクだ!嬉しいな!」

「髪が燃えちまったじゃねぇか!」

「もともとねぇだろ!ハゲ!」


まだまだじゃれあいは続く。なるべく魔術を使わせたくなかったんだがな。一度使うとガンガン使ってきそうだからな。俺は相手に聞こえるように大声で叫ぶ


「火の精霊よ!」

「な!まさかお前魔術が使えるようになったのか!」

「あのハゲを倒す。地獄の炎よ!我に力を!インスタントオン」


俺は両手を後ろに隠し、石を紙で覆いそれに火をつけて投げる


「カイザーフェニクス!」

「なに!本当に魔術を!!」


セクターが大きく右に転がって石を避ける。そして壁にぶつかった石を見て


「子供騙しじゃねーか!」

「ハゲの時点で気づけよ!」

「真面目にやれ!」

「こっちは大真面目なんだよ!」

「もうこちからから行くぞ!」


セクターがこっちへ走って来た。セクターは武器を持ってない。素手だ。こっちは石しか持ってないから変わらんが。


「うぉ~~」


セクターが大声と共に拳を振り上げ、攻撃をしてきた。俺はギリギリで躱しながら隙を見てはこちらから攻撃を繰り出す。ちょっと距離が離れれば石を投げるが、セクターは石を見るなり、必ず大きく避ける。そしてまた俺に向かって来る。かなり早いスピードだ。セリーヌ程ではないがそれに匹敵する。アイヴィよりは早いだろう。さすがは元Sランク


「攻撃が軽い軽い!そんなんじゃ俺は倒せないぞ!」

「接近戦で勝てるとは思わねーよ」

「ちょこまかとしおって、姐さんのとこでちゃんと修行はしてるみたいだな。」

「姐さんって、まさかお前セリーヌの!」

「おぉ、いかんいかん口が滑った。今の内緒にしといてくれよ」

「内緒にするからBランクにしてくれよ!」

「お前の今の実力じゃまだ早い。話すんならその口を封じるまでだ!!

「俺を殺したら、お前は極刑だぞ!!」

「死人に口は無い!」

「なんだよそれは!」

「ライラの件も聞いたぞ!お前が悪いじゃねーか!」

「だから最初から俺が悪いて言ってんだろうが」

「お前は若い時の俺みたいだな!」

「なに言ってんだよ気持ち悪いな!ぽちっとな」

「この暴漢め!」

「なんだと、食らえ!」

「石はやめろ石は!」

「これが俺の戦い方だ!」

「全く面白い攻撃をしよって、そろそろ本気で行くぞ!」

「まだ本気じゃねーのかよ」

「9割だ!」

「ほとんど本気じゃねーか!」

「フレイムランスとアイスランス!」

「うおっ!」

「余りギルドを壊したくないんだがな。今までよく頑張った!」

「まだだ。まだ終わらんよ!」

「土の精霊よ。怒りにて大地を裂かん。我に力を。アースクエイク!」

「うお~~~」


訓練場の足場が隆起しバランスを崩す。そこに二つの槍が向かって来る。避けられない。


「ぐはっ」

「威力は抑えておいた。すぐに起き上がるだろう。ライラ。このバカ息子を医務室に運んでおいてくれ。俺は訓練場を直してから仕事に戻る。息子が目を覚ましたら。セリーヌの所に帰るように言っといてくれ。」

「はいわかりました。それにしても凄いですね。マスターの攻撃をここまで躱すなんて。」

「まぁ確かにな。Bランク位の実力はあるが、やはりもう少し経験が必要だな。まぁCランクにしといてやるか。」




短くてごめんね!

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