表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

続・衝撃の一口

テーブルを囲むグラサン・ハゲ・覆面。


それぞれの手には酒の入ったグラス。



グラサン「じゃああらためて……」


悪三人「「「カンパー」」」


秀平「お待たせしましたー」


悪三人「「「イっておめぇタイミング悪すぎんだよ!」


覆面「気持ちよく酒が飲めねえじゃねぇか!」


ハゲ「俺たちをヴァカにしてんのか? ああ?」


ツグミ「なんでアンタ達に気持ちよくお酒飲ませなきゃいけないのよ」


秀平「まあまあ」


進藤「そんなことより。料理ができましたんで、さめないうちにどうぞ」



机の上に置かれた皿には、トンカツが三人前乗っている。



覆面「トンカツ?」


秀平「ええ。台所にたくさん作ってあったので、暖め直したんです」


グラサン「ほう、なかなか旨そうじゃねぇか。どれどれ……」


浩二「あ、それは……」


ツグミ「あれって、お母さんが作ったやつじゃ……」


グラサン「ふむ、外はザクザクで中はしっとり。口の中に広がる豚肉の血の風味がソースと混ざって今までに味わったことの無いハーモニーをかもし出してブヘラバグボッ!」



崩れ落ちるグラサン。



悪二人「「アニキーーーーーー!」」


ツグミ「やっぱり」


進藤「フッ、計画どおり」


秀平「進藤さんの言ったとおりだ……!」


ハゲ「テメェら! アニキにいったい何を食わせた!」


進&秀「「殺人トンカツ」


洋子「ああぁ…………ガクッ」


ツグミ「お、お母さん! しっかりして!」



崩れ落ちる洋子。



浩二「貴様らぁ!!」


秀平「え、おじさん?」


浩二「私の妻に……洋子に何をしたぁぁああ!」


悪二人「「何もしてねえし!」」


浩二「下手に出ればいい気になりやがってぇぇえ!」


ツグミ「お、お父さん!?」


進藤「白石さん落ち着いて!」


浩二「うおおおおおお!」


洋子「あなた!」


グラサン「おぉっとそこまでだ」


全員「「「「「「!?」」」」」」」


ハゲ「アニキ!」


覆面「大丈夫なんですかい!?」


グラサン「あぁ、何とかな」


進藤「そんなバカな!」


グラサン「ったく、とんでもない物食わせやがって。おかげでえらいめに遭ったぜ」


進藤「くっ。僕なんて心停止したのに……!」


秀平「……あれ、トンカツだよな?」



暗転


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ