表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

目覚めの一撃

リビングに戻ってきたツグミ。


リビングには、包丁を持って呆然と立ち尽くす洋子。


テーブルの前では進藤が倒れており、浩二が人工呼吸をしている。


ツグミにはそれが、浩二が進藤を押し倒して襲っているように見えた模様。



ツグミ「きゃああああああ!」


浩二「ハア、ハア。さあ立て……立つんだ進藤君……」


ツグミ「そんな……お父さんが……お父さんが攻めだったなんて! 総受けだと思ってたのに!」


浩二「おおツグミ! いいところに! ちょっと手伝ってくれ!」


ツグミ「な、何!? 何をしようっていうの!? ……3P!? だ、だめだよお父さん! お父さんにはお母さんがいるのに、娘とだなんて!」


浩二「ツグミ! QEDを、QEDを持ってきなさい!」


ツグミ「きゅ、QED?」


浩二「そうだQEDだQED。早くQEDを! 急いでQEDを! とにかくQEDを! 今すぐQEDを!!!!」


ツグミ「お、お父さん落ち着いて! そんなにQEDQEDって連呼したら推理劇になっちゃうよ! それにこの状況で証明終了しちゃったら、確実にお母さんが犯人だからっ!」


洋子「あははははははははははははははは!!!」


浩二「QED~!」


ツグミ「何だって~みたいに言わない! QEDじゃなくてAEDでしょ!」


浩二「何でもいいから早く!」


ツグミ「分かったわよ!(はける)」


洋子「あははははははははははははははは!!!」



浩二、進藤の服を脱がせ始める。


AEDを手に戻ってくるツグミ。



ツグミ「きゃあああああ!」


浩二「おおツグミ。それをこっちに。早く!」


ツグミ「お父さんって、やっぱり攻めだったのね……」


浩二「わけの分からんこと言ってないで、早くAEDを!」


ツグミ「あ、うん」


浩二「これをこうして……ぽちっとな」



浩二、進藤にAEDを使用。



進藤「あばばばばばばばばばば!」


浩二「おお!」


ツグミ「おお! じゃ無いでしょ! 進藤さん、大丈夫?」


浩二「ぽちっとな」


進藤「あばばばばばばばばばば!」


ツグミ「お父さん!」


浩二「いやあ、つい」



進藤、復活。



進藤「…………」


ツグミ「し、進藤さん、大丈夫?」


進藤「お花畑……おばあちゃん……小船と赤鬼とオ―ル……」


ツグミ「し、進藤さん?」


進藤「そそそそんな! 自分は悪事など・・・・・・・・・・ヒィ・・・・・・閻魔様・・・・・・・・・嫌・・・・助けて・・・・・・たすけて・・・・・・・タスケ」


浩二「ぽちっとな」


進藤「あばばばばばばばばばば!」


ツグミ「お父さん!」


進藤「はあ、はあ、はあ」


ツグミ「進藤さん大丈夫!?」


進藤「あ、危なかった……もう少しで舌を引っこ抜かれるところだった……」


浩二「目が覚めたかい進藤君」


進藤「白石さん……。僕は、一体……?」


浩二「どうやら覚えていないようだね……」


ツグミ「お父さん、一体何があったの?」


浩二「説明しよう」



暗転。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ