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幼なじみ未満  作者: ねこ
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3/1修正しました。

その夜に匠の言葉を思い出してしまう。


「俺と付き合わない?」


匠に、今までそんな素振りも無かったので、いきなりすぎて何故そんな事を言い出したのか分からない。


匠の話題は、聞き集めるつもりも無いのに、ちょこちょこ耳にしてきた。


どこで遊んだやら、誰が匠に最近ベタベタしすぎてムカつくやら、どうやったら落とせるだろうとかとか…。


恋愛スキルの低い私には遠い世界の会話だし、ぐちゃぐちゃしてるのに巻き込まれたくない。


なのに…あれ?

あの時、たっくんの友達がきたよな…。

もしかして、あの告白は罰ゲームか賭けか?

なら私をその対象にするなよなぁ。

人生初めての告白が遊びだなんて…。一人で納得いく答えを出して、匠が全く知らない訳でもない私を、そんな遊びに選んだ事に少し落ち込み溜め息をついた。


明日、学校で何か言われたら断ろう。何もなければ、忘れたらいいさ…。


そう考えて私は眠りにつく事にした。


そして、迎えたいつも通りの朝。


カチャリと玄関の鍵を閉めて鞄にしまいながら、学校までの道程を歩きだす。


チリンと自転車のベルの音が聞こえたので振り返ると…


げっ。出たっ。

まさか、来てるとは思わなかった。


「おはよう。」


自転車にまたがり、朝から無駄に笑顔の匠がいた。


ちっ…。チャリまでかっこよく見える。きっと朝の清々しい空気のせいね。



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