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エッセイなど

語彙力を鍛える

掲載日:2026/09/29

語彙力…

それはなろうで書かれている方にとっては永遠の課題ではないでしょうか


斯くいう私も語彙力は皆無でございます

それはもう私の小説をお読みの方ならどなたでもご存知のとおり

よくもまぁこんな平易な言葉を並べて「小説」だなどでかい顔ができるものだとおっしゃりたい気持ちはよくわかります

ですが、ここはちょっと抑えていただきましょう


小説というのは、所謂「Show don't tell」が重要と言われています

まぁ、説明書みたいな小説も存在するので、そこまで必要かと言われればそうではないかもしれません

ですが、重要かと言われれば重要なのです


例えば秋だと言いたいとき


「季節は秋である」


って言うよりも


「遠くに見える山の稜線がところどころ紅葉して赤く滲んで見える」

「畑いっぱいに広がる金色の穂が、刈り取られるのを今か今かと項垂れて待っている」


みたいな言い回しをした方がイメージが湧きません?

あとは剣で戦うシーン


「カキンーー剣が音を立ててぶつかり合う」


って、効果音を書いちゃうのもアリなのですが、せっかく小説なので漫画的な表現は避けてみたくないですか?


「アトスが剣を振り下ろすと、姿勢を崩しながらもダルタニアンはそれを受けようと剣を掲げた。乾いた金属の音が響き、ダルタニアンの剣は見事にアトスの剣を受け止めた」


と表現してみたら、戦ってるのが浮かびませんか?

私の書き方が下手なのは置いといても

つまり、「aだからb」と説明するとそれは単なる結果ですが、「aは〜」と行動を書くと物語になるのです

それが「show don't tell」

読者に想像させることで、物語への没入感を促します


では、どうすればその語彙力が身につくのか


ひとつは「小説講座を受ける」

プロが見て、指摘して指導してくれます

ですが有料です


もうひとつは「とにかく書く」

「今日はコーヒーを飲んだ」みたいなtellをなるべくshowで書いてみます

「自販機の前に立って商品を見る。選んでいる素振りを見せたところで買うものは決まっている。その証拠に指は迷うことなく右下のボタンを押した。やがて吐き出されたのは、いつものコーヒーだった」

みたいに物語にしてみます


慣れてきたら短編を何本か書いてみます

自分で説明になっていないか、物語になっていないかをチェックします


え?それって文章の作り方だろって?

そんなことはないですよ

「動作」や「結果」を「物語」に変換するとき、語彙力がないと変換できません

語彙力というのは、言葉を修飾するだけのものではなく、物語を綴るための言葉ひとつひとつなのです


そして書く言葉に詰まったあとで、本を読んだり映画を観たりしてみてください

驚くほど違う視点で物語を見ることができます

本では語彙を探し、映画では無意識に登場人物の行動を文章化しています

こうなったらもうこっちのもんです


なので、語彙力を鍛えたいと言う方は、とにかくShow don't tellを実践してみてください


笑うくらい何も書けませんから

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