夢の食い違い
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:夢の食い違い
元カレ「お前が悪いんだ。俺が寄りを戻そうって言っても全部避けやがるから…」
「や、やめて、そんなこと、あの時あなたもわかったって言ってくれてたじゃない…」
元カレ「お前が悪いんだ…お前が…」
「やめて…やめてこっちに来ないで!」
元カレ「ほらまた避けた…もう俺たち終わりだよな…どうせそうなるんならさ、お前やって俺もこの世から離れて、全部白紙に戻したいんだ…」
元カレ「こうしてやる!!」
刃物を持って突っかかって来たところで目が覚めた。
「ハァハァ…夢…」
私はもうノイローゼ気味になっていた。
毎晩こんな夢にうなされるようになったから。
「うなされる…もしかして…」
これはもしかして正夢じゃないかと思い始めた。
これも、もしかするとノイローゼが
なせる業だったのかもしれない。
でも身を守るためなら、その事だけに集中してしまう。
麦茶を飲んで落ち着こうとした時、
インターホンが鳴り、玄関のドアがノックされた。
「だ、誰ですか?」
元カレ「ああ俺、ちょっと近くまで来たからさ、どうしてるかなって思って」
「…え、なんで?」
元カレ「いや別になんでって事じゃないけど。あ別に寄り戻そうとかそんなんじゃないから、とりあえずさ、中に入れてくんない?」
「……ごめん、今日無理なの…」
元カレ「え、なんで?何か用事?」
「う、うん。ちょっと今日は…」
元カレ「…また俺のこと避けてんの?」
「え…」
元カレ「夢通りにしてよ」
彼はドアを壊す勢いで叩き始めた。
夢通り…これも夢の中…よく分からなくなった私は
「今起きているこの出来事全部が夢の中だから、
周りの誰も彼の邪魔をせず、彼の思い通りになってしまうんだ…」
そう思い込んでしまい、ただ怯え続けた挙句、
1つの覚悟を決めて彼に向かった。
私は結局、そのドアを開けてやったのだ。
でも、夢通りにはならなかった。
元カレ「ちょ、ちょっとなんだよお前…なんでこうなるんだよ…!」
「…あなたの夢に、こうなる夢は無かったの?」
催涙スプレーを顔に直接ふりかけられた彼は
その場にひとまずうずくまるしかなく、
その間に私はキッチンの刃物をとって
彼が持っていたナイフを叩き落とし、
逆に彼をやってしまった。
部屋の中に催涙スプレーがあるなんて、
やっぱりこれも夢の中だと思った。
「… 予知夢に使えるんだ、これ」
夢の中なら、きっと彼を
隠し通すことも出来るだろうか。
いやいや夢の中でも心の在り方ひとつで
場面は変わってしまう。気をつけなきゃ。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=CBhjEKgzC4Q
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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