大昔のアニソンを語る
アニソンについてのエッセイを読んで触発されました。
私がアニソンに出会い、入れ込んでいた時代は大昔。
正直なところ、最近はアニメをサブスク見てもアニソンはスルー。
OPが始まったら1分30秒スキップ。
そりゃ覚えません。
進撃も鬼滅もアニメは見ていたのに、
TVからOPが流れてすぐに気付かないほど聞いてません。
最近でもreゼロとか無職とか進化もアニソンとして記憶がない。
昔は違いました。
サブスクどころかビデオすらそれほど普及していなかった時代。
放送が始まる時間に合わせてテレビの前で待っていたものです。
アニメのタイトル数も全然少なくて、みんな同じアニメを見ていました。
当然、OPから見るわけで、記憶にも残ります。
当時から心に残る映画音楽なんてジャンルがありましたが
2時間程度に1回か2回流れる曲より、30分に1回
それを何か月かに渡って何回も聞くアニソンの方が絶対記憶に残る
というのが当時の私の考えでした。
最初にカセットテープに録音したアニソンが未来少年コナン。
NHKでアニメは目新しく、とても面白かった。
これを残しておきたい、と思って録音したのが始まりです。
さて、そのアニソンにも歴史あり。
初期のアニソンの歌詞やメロディはそのアニメの内容を反映したものでした。
昔ほどタイトルが歌詞に入っていたように思います。
それから効果音も欠かせません。
ロボットものでは爆発音やキーンといった効果音が入っていることも多い
それがアニソンでした。
ところが、アニソンが売れるとなると形が変わっていきます。
レコード(昭和の話)になると音源がステレオで、
本編から離れ、実際の放送のものより長く、2番3番も入ってくる。
本編で流れないイメージソングも多く出てきました。
当時の私はクリアな音、ステレオサウンドの臨場感、そういったものに
飛びついたものですが、たぶん違う、と思うようになりました。
1週間に1度、何度も繰り返し聞くアニソンはこれじゃない。
アニソンは品質よりも作品の記憶とのリンクが重要。
音楽品質だけを求めるならアニソンである必要はない。
でも、考えてみれば、私のアニソンの記憶に残っている半分は
自分から求めたレコード音源。アニメ本編で使われていないような曲。
音源がすぐに手に入り、アニソンのフルバージョンが身近になった今、
アニメの冒頭に流れるだけの音楽じゃなくなるのは必然だったのでしょう。
約40年前、再放送でやっと録音できた昔のアニメのOPが短縮版で
「提供は~」なんてものが被っていて悔しい思いをしたものですが
今はオリジナルの動画が見つけられる。(もしかするとリマスター版)
古すぎて手に入らないと諦めていた白黒作品の多くが今なら見れます。
大切に残さなきゃと思って頑張って録音していたものが手軽に手に入るのは
ちょっと悔しい気がします。
今はwikiのように情報が整理され、昔は貴重だったストレージも無限に近く
情報に飢えていた時代は過ぎ、欲しい情報だけで満たされる時代。
満たされた上で求める何か。
私にはもう見えなくなっているアニソンがそこにありそうです。
音楽と生活スタイルの変化は切り離せません。
5Gの時代、どんな世界になるのか楽しみです。




